七五三に神社でご祈祷する流れと服装を説明。どこの神社にいつ行けばいい?

七五三に神社でご祈祷する流れと服装を説明。どこの神社にいつ行けばいい?

子どもの成長を祝い幸せを願う行事の七五三のお参りで服装やご祈祷のマナー、どこの神社を選び、いつ予約したらよいのかなどを知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。今回は七五三でのお参りに関する服装マナーやご祈祷の相場と流れ、神社選びのポイントなどをご紹介します。

七五三に神社でお参り

神社で七五三のお参りに行き、ご祈祷をしてもらうときのマナーにはどのようなものがあるのでしょうか。また、七五三のお参りにはどんな理由があるのでしょうか。


七五三でお参りする理由

七五三は昔、公家や武家などの間で行われていた風習で、三歳の男児と女児、五歳の男児、七歳の女児が神様に報告するために神社にお参りし、健やかな成長を祈る儀式として知られています。

11月15日が七五三の日として知られる理由は諸説ありますが、その中のひとつとして江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉公が子どもの健康長寿を願って11月15日の吉日に袴儀のお祝いをしたことが大衆へと広まったとされているようです。

現在では11月15日の当日ではなく、前後の休日や時期をずらしたりして七五三のお参りに行く人も多いのではないでしょうか。


お参りのマナー

七五三でのお参りのマナーは、神社によって伝えられている作法が少し異なる場合もありますが、お参りする方法には大きな変わりはないようです。詳しくはそれぞれの神社の神職(しんしょく)さんに聞いてみるのもよいかもしれません。


神社選びのポイント

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iStock.com/SeanPavonePhoto

七五三のときにお参りする神社の選び方は、人によってさまざまなようです。住んでいる場所の近くの神社や、有名で大きな神社にお参りしに行くご家庭もあります。七五三の初穂料(はつほりょう)を神社選びのポイントとする人もいるようです。

七五三お参りの服装

七五三での服装はどんな服を着ていったらよいのでしょうか。


パパの服装

スーツが一般的なようです。黒のスーツでなければいけないという決まりではありませんが、派手すぎないスーツのほうがよいでしょう。ネクタイは黒以外の色を着用したほうがよさそうです。


ママの服装

和服(着物)、スーツ、ワンピースなどが一般的なのではないでしょうか。和服の場合は留袖(とめそで)、訪問着などが正装といわれています。裾周りに柄があるものを留袖、胸元周りから裾まで全体的に柄が入っているものを訪問着と区別するようです。

洋服でワンピースやスーツを着る場合、結婚式などで着るフォーマルなものならよいようです。服の色も特に決まりはないようですが、薄いピンクなど明るめな色を選ぶというママの声もありました。


姉妹兄弟の子どもの服装

七五三の主役となる子どもの服装は年齢ごとにお祝い着が決められているようですが、主役の兄弟姉妹などの服装は、ママやパパの服装と合わせるとよいのではないでしょうか。

男の子の場合はスーツやブレザーにズボンと黒の革靴などで、女の子の場合はスーツや派手すぎないワンピースなどママの服装にあわせてもよいかもしれません。


祖父母の服装

祖父母の服装はママやパパと同じ様式で選ぶとよいかもしれません。家族で話し合って七五三で着る服装を決めるのもよいでしょう。

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七五三当日の流れ

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七五三の当日は家族みんなで食事をするのか、神社でお参りだけするのか、それぞれのご家庭によって異なりますが、七五三の日に行うことのだいたいの流れを知っておくとよいかもしれません。


子どもの着付けやメイク

美容室の予約をとって主役となる子どもの着付けや髪のセットを当日の朝にやってもらうこともあるようです。ママも和服を着る場合などは子どもと一緒に美容室でやってもらうのもよいかもしれません。


神社にお参り

着付けや髪のセット、身支度が整ったらお参りする神社に向かいます。七五三のシーズンは他の家族もお参りに来ていたりして、境内も混雑している場合もあります。七五三ご祈祷の予約受付をしている神社もありますので、事前に予約しておくのもよいかもしれません。

七五三のご祈祷は神社の社殿などで受けます。お祓いのあとに祝詞(のりと)をあげてもらうこともできるようです。


七五三の記念撮影

神社でのご祈祷のあと、七五三の記念となる写真を写真館などで撮影することもあるのではないでしょうか。七五三衣装での撮影となるので、改めて服装などを少し整え、撮影に入ります。

神社でお参りする当日に撮影ではなく、事前に写真だけ前撮りをすることもあります。前撮りには、時間に余裕があり子どもがリラックスして写真撮影ができるなどのメリットがあるようです。数ヶ月前から写真撮影の受付をしている写真館やフォトスタジオもあるようなので前撮りを考えてもよいかもしれませんね。


家族で会食

七五三の行事の締めとして家族で会食をする場合、子どもは七五三衣装から普通の洋服に着替えさせるというママもいました。外食するのか自宅で食事をするのか、それぞれのご家庭によってさまざまなようです。

七五三のご祈祷について

七五三のご祈祷は具体的にはどのようなものなのでしょう。七五三のご祈祷の主な流れを説明します。


ご祈祷の流れ

はじめにお祓いをします。お祓いが終わったら神職に合わせて神前に一礼、祝詞(のりと)が読まれ始め、子どもが神さまのご守護を受け健康に育つことを祈ります。

祝詞が終わると、巫女による舞が始まり、榊(さかき)の小枝と白い紙で作られた、玉串(たまぐし)を捧げ、神職に合わせて改めて一礼し、ご祈祷が終わります。神社や行事によってご祈祷の流れは変わるかもしれませんが、巫女や神職が事前に説明をしてくれるようです。


ご祈祷料の相場

ご祈祷料はご祈祷をお願いするときに神社に渡す初穂料のことです。ご祈祷料の相場は神社によってさまざまですが、だいたいの相場は5000円~10000円くらいのようです。ご祈祷料の金額を決めていない神社もあるようです。

七五三の準備で慌てないように

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七五三の当日は服装を整え、神社でご祈祷してもらったり、あわただしい1日になるかもしれないので、事前にご祈祷の予約をしておくのもよいかもしれません。七五三のだいたいの流れや、どこの神社にいくのか、ご祈祷料の相場、いつ写真撮影するのかなどを事前に少しでも知って、慌てずに七五三の準備ができるとよいですね。

2018.07.05

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