離乳食開始時期の目安や時間、野菜を使ったメニュー例。食べないときの対処法

離乳食開始時期の目安や時間、野菜を使ったメニュー例。食べないときの対処法

離乳食を開始する目安を知りたいと考えるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、日曜日や平日など離乳食開始の時期や時間、野菜などを使った離乳食のメニュー例、機嫌が悪いときや食べないときスプーンを替えるなどの対処法など、ママたちの体験談をご紹介します。

離乳食を開始した時期と時間

離乳食をいつ開始すればよいのか、悩むママもいるのではないでしょうか。

厚生労働省の資料によると、首すわりがしっかりして、支えると座れるなどの様子が見られる、生後5カ月から6カ月頃が離乳食開始の目安とされています。スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなることなどもひとつの目安といわれているようです。実際にママたちが離乳食を開始した時期や時間をご紹介します。


時期

「生後5カ月に入ったらよだれが量が急に増えてきて、大人の食事をしているところを興味深そうに見ていたので、離乳食を開始しようと思いました」(5カ月の赤ちゃんのママ)

「6カ月になり首がしっかりし始めたのを目安に、離乳食を開始しました」(7カ月の赤ちゃんのママ)

生後5カ月から生後6カ月頃に離乳食を始めたというママの声がありました。赤ちゃんの様子を見ながら開始できるとよいかもしれませんね。


時間

時間
iStock.com/ismagilov

「初めて離乳食をあげる日は、平日の午前中を選びました。日曜日にあげるとアレルギーが出たときすぐに病院で診てもらえないと思ったためです」(6カ月の赤ちゃんのママ)

「開始時間は、午前のお昼寝前の9時頃に離乳食をあげていました。機嫌よいことが多く、嫌がることがなく離乳食をスムーズにあげられました。機嫌が悪いときはあげませんでした」(6カ月の赤ちゃんのママ)

初めて離乳食を食べるときや、初めての食材を口にするときは、平日の午前中を選んであげていたというママがいました。日曜日は家族の予定で生活リズムが崩れやすいため、平日にあげるようにしていたというママの声もありました。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

離乳食開始の頃のメニュー例

離乳食をおかゆから開始したあとは、どのタイミングでどのような食材を増やしていけばよいのでしょう。野菜や果物、たんぱく質を取り入れたメニュー例をご紹介します。


ほうれん草の10倍がゆ

「ほうれん草の葉先を茹でて細かく刻み、裏ごし器でペースト状にしたものを10倍がゆに混ぜてあげていました。嫌がらずにパクパク食べてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

離乳食を開始して1週間くらい経ってから、ほうれん草などの野菜を取り入れたママもいました。野菜をあげるときは繊維を断ち切るように細かく刻んだり、裏ごしして飲み込みしやすくしたりとさまざまな工夫をするとよいようです。

他にも、初めての野菜としてにんじんやかぼちゃ、かぶなどをメニューに取り入れていたというママの声もありました。


りんごのすりおろし

りんごのすりおろし
© Ildi – Fotolia

「お粥に慣れた頃に、りんごの皮と芯を取り除いてすりおろしたものをあげていました。電子レンジで10秒ほど加熱してからあげると、甘みが増すので赤ちゃんもよく食べてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

りんごは離乳食を開始した頃からあげられる果物のようです。ほんのり甘いりんごはそのままだけではなく、お粥やさつまいも、にんじんなどさまざまなメニューに使いやすいかもしれません。他にも、バナナやいちご、みかんなどをあげたというママもいました。


しらすとじゃがいものポタージュ

「離乳食を開始して1カ月くらい経った頃にしらすをあげました。塩抜きしたしらすとじゃがいもをだし汁で煮て、なめらかにすりつぶした後、粉ミルクをを加えてポタージュを作りました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

お粥と野菜に慣れてくると、そろそろたんぱく質を使ったメニューをあげようと考えるママもいるかもしれません。しらすはまるごと食べられ手軽に調理できる食材ですが、塩分があるため、塩抜きをしっかりしてから調理したというママもいるようです。

タンパク質としては、しらすをはじめとした白身魚、豆腐、きなこなどを取り入れることができそうです。

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赤ちゃんが離乳食を食べないときの対応

赤ちゃんの離乳食を開始したばかりの頃は、なかなか食べてくれないこともあるかもしれません。ママたちは赤ちゃんが離乳食を食べないとき、どのような対応をしていたのでしょうか。


一旦お休みする

「離乳食を食べないときは、無理して食べさせずしばらくお休みしました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

「赤ちゃんの機嫌が悪くて離乳食を食べないときがありました。一旦やめて次の授乳時間に試してみたら、全部食べてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

ママたちは、赤ちゃんの機嫌が悪いときや離乳食を食べないときは一旦お休みをしていたようです。今は食べなくても、いずれ離乳食を食べてくれる日がくると、前向きな気持ちで接するとよいかもしれませんね。


飲み込みやすい形状にする

「かぼちゃのペーストをあげたら、飲み込みづらかったのか食べてくれませんでした。水分を少し加えてあげたら食べてくれました」(7カ月の赤ちゃんのママ)

「お粥のツブツブが苦手なようで食べてくれなかったのですが、裏ごししてなめらかにするとよく食べてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

赤ちゃんによっては食感の違いで食べにくさを感じることもあるようです。ツブツブを取り除いたり、なめらなに裏ごししたりしてあげるとよいようです。パサパサしがちな白身魚などはとろみをつけてあげるとよいかもしれません。


スプーンを変えてみる

「ステンレスのスプーンから木のスプーンに変えてみたら、口当たりがよいのか、嫌がらず食べてくれるようになりました」(5カ月の赤ちゃんのママ)

「始めはプラスチックのスプーンを使用していましたが、シリコンの小さめのスプーンにしてみました。あげやすく、赤ちゃんも食べやすいみたいでよく食べてくれました」(6カ月の赤ちゃんのママ)

スプーンに慣れず、離乳食を食べない赤ちゃんもいるようです。いくつか試してみて、赤ちゃんに合うものを見つけてあげられるとよいですね。

赤ちゃんの様子に合わせて離乳食を開始しよう

離乳食を食べる赤ちゃん
MIA Studio /Shutterstock.com

ママたちは、生後5カ月から6カ月頃を目安に離乳食を開始したようです。離乳食を開始するときは、アレルギーが出る可能性なども考え、日曜日でなく平日の午前中を選ぶとよいかもしれません。

お粥に慣れたら野菜やたんぱく質など、ママたちが作っているメニュー例を参考にしてみるのもよさそうですね。赤ちゃんの機嫌が悪いときや、離乳食を食べないときは、スプーンを変えたりとさまざまな工夫してはいかがでしょうか。離乳食を開始する時期や時間は、赤ちゃんの様子を見ながら決められるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2018年6月13日時点で作成した記事になります。

2018.06.15

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