【6ヶ月の離乳食メニュー】1週間分の献立例や、離乳食作りを楽にするコツ

【6ヶ月の離乳食メニュー】1週間分の献立例や、離乳食作りを楽にするコツ

生後6カ月になると離乳食を始めて1カ月経ち、1日2回食に進める赤ちゃんが徐々に増えるようですが、進め方について悩むママもいるかもしれません。今回の記事では、生後6カ月の1週間分の献立例やメニュー、離乳食作りを楽にするコツについて、厚生労働省の資料やママたちの体験談を交えてご紹介します。

生後6カ月の離乳食

厚生労働省の資料によると、生後5カ月から6カ月頃が離乳食初期とされています。この時期の食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながらあげていくとよいようです。

離乳を開始して1カ月を過ぎた頃から、離乳食は1日2回にしていくとも書かれています。母乳または育児用ミルクは離乳食の後にそれぞれ与え、離乳食とは別に母乳は子どもの欲するままに、育児用ミルクは1日に3回程度与えるとよいようです。

穀類、野菜・果物、たんぱく質性食品を組み合わせた食事にし、家族の食事から調味する前のものを取り分けたり、薄味のものを適宜取り入れたりして、食品の種類や調理方法が多様となるような食事内容にするとよいかもしれません。調理形態は、なめらかにすりつぶした状態がよいようです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

生後6カ月の1週間分の離乳食献立例

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ママたちは、1日2回食になる頃の離乳食の1食の量の目安を、小さじ12くらいとしていたようです。食事の量は赤ちゃんによっても違いがあるようなので、様子を見ながら調整するとよさそうです。赤ちゃんが離乳食に慣れてきたら、お米のお粥だけでなく、麺類やパンなどを取り入れたメニューや献立を作ってもよいかもしれません。

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生後6カ月に作った離乳食メニュー

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Africa Studio/Shutterstock.com

大根と玉ねぎのトロトロ

「玉ねぎと大根の皮を剥いて柔らかく茹で、トロトロになるまですりつぶして完成です」(30代ママ)

大根や玉ねぎなどの野菜は、加熱することで甘みが増すようです。赤ちゃんが少し苦手な食材も甘みがある食材と組み合わせて、メニューに取り入れると食べやすいかもしれませんね。


野菜と鯛のうどん

「ほうれん草とにんじん、鯛を柔らかく茹で、裏ごししてペースト状にします。柔らかく茹でて裏ごししたうどんと、だし汁をいっしょに盛り合わせます」(20代ママ)

お米のお粥に慣れてくると、うどんなどの麺類も離乳食に使えるようです。さまざまな食材を取り入れるために、野菜や白身魚などのたんぱく質といっしょに混ぜてあげるのもよいかもしれませんね。


ブロッコリーのポタージュ

「ブロッコリーは子房に分けて柔らかくなるまで茹でて裏ごしし、お湯で溶いた粉ミルクと混ぜ合わせてでき上がりです」(20代ママ)

野菜を食べるときに、赤ちゃんに馴染みのあるミルクと混ぜ合わせたメニューにしてあげても食べやすいようです。ブロッコリーの緑を取り入れることで、彩りがよくなり見た目でも喜んで食べてくれるかもしれません。

生後6カ月の離乳食作りを楽にするコツ

生後6カ月の離乳食を時間や手間をかけずに作りたいと考えるママもいるのではないでしょうか。この時期の離乳食作りを楽にするコツについて、ママたちに聞いてみました。


冷凍保存する

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iStock.com/bigacis

「野菜をまとめて茹でてペースト状にし、製氷皿で冷凍保存していました。いろいろな種類の野菜を冷凍保存しておくと、離乳食作りが楽になるだけでなく、メニューのバリエーションも増えました」(20代ママ)

「毎回作ると手間のかかるだし汁や野菜スープは多めに作って冷凍保存し、いろいろなメニューに使っていました」30代ママ)

離乳食初期の献立は赤ちゃんの食べる量も少ないので、毎回少量作ることを大変と感じるママもいるようです。ペーストした野菜やだし汁などをたくさん作って冷凍保存しておくと、いろいろなメニューに使えて便利かもしれません。


便利グッズを使う

「食材をペースト状にするときは、ブレンダーを使っていました。裏ごししする手間が省けて離乳食作りが楽になりました」(30代ママ)

「大人のご飯といっしょに赤ちゃん用のお粥が炊けるお粥ポットを使っていました。 大人用のご飯と赤ちゃん用のお粥が同時に作れて便利でした」(40代ママ)

必要に応じて便利グッズを使うと、離乳食作りが楽になるかもしれません。また、少量を調理するための鍋などを一つずつ用意するのではなく、離乳食用調理器具セットを使っていたというママの声もありました。


大人用から取り分ける

「味をつける前の味噌汁から野菜を取り出してペースト状にしてあげていたので、調理時間の短縮になりました」(20代ママ)

「大人用に買ってきた刺身を離乳食用に取り分け、加熱し裏ごししてから食べさせていました」(30代ママ)

献立によっては大人用から取り分けると、離乳食用に別に調理する手間が省けて、時短につながりそうです。ママたちのなかには、カレーや煮物などのメニューを作るときも多めに野菜を入れて作り、調味する前に離乳食用に取り分けているという声もありました。

生後6カ月の離乳食の献立を工夫してみよう

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iStock.com/KEN226

生後6カ月になると離乳食にも次第に慣れてきて、1日2回食になる赤ちゃんも徐々に増えるようです。生後5カ月の頃より取り入れられる食材も増えるようなので、栄養のバランスを見ながら、調理方法や献立に工夫して、赤ちゃんに喜んで食べてもらえるような離乳食メニューを作れるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2018年7月10日時点で作成した記事になります。

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