離乳食に手づかみ食べのおにぎりはいつから?おにぎりレシピや食べないときの工夫とは

離乳食に手づかみ食べのおにぎりはいつから?おにぎりレシピや食べないときの工夫とは

離乳食が進むと、いつから手づかみ食べができるのか、手づかみ食べのメニューとしておにぎりをどう取り入れればよいのか気になるママもいるのではないでしょうか。今回は、離乳食後期のおにぎりの手づかみ食べレシピ、おにぎりを食べないときのご飯やのりの工夫をママの体験談を元に紹介していきます。

離乳食の手づかみ食べ

離乳食の手づかみ食べは、どのような役割を持っているのでしょう。厚生労働省の資料を元にご紹介すると共に、ママたちがいつから手づかみ食べでおにぎりを取り入れていたのか聞いてみました。


離乳食の手づかみ食べの重要性

厚生労働省の資料によると、手づかみ食べは、食べ物を目で確かめ手指でつまんで、口まで運び入れるという目と手と口の協調運動であるとされています。手づかみ食べを経験することで、フォークやスプーンが上手に使えるようになるといわれています。


手づかみ食べをいつから取り入れていた?

おにぎりを手づかみで食べることを、いつから始めればよいのだろうと、悩むママもいるのではないでしょうか。ママたちがいつごろから取り入れていたのか聞いてみました。

「離乳食の後期になり、手で食べ物をつかむことができるようになったので、一口サイズに作ったおにぎりに細かくしたのりを付けて作りました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

「10、11カ月の離乳食の後期のときに、ご飯に鮭を細かくしたものとごまを入れて混ぜごはんのおにぎりを作りました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

離乳食の後期頃になると、おかゆが軟飯になり、おにぎりにしやすくなるようです。後期以降、離乳食が進む過程で少しずつ取り入れていけるとよいかもしれません。

出典:Ⅱ離乳編 / 厚生労働省

手づかみ食べのおにぎりレシピ

手づかみ食べ
iStock.com/M-image

離乳食後期頃から取り入れられる、手づかみ食べできるおにぎりのレシピにはどのようなものがあるのでしょうか。ママたちに聞いてみました。


きなこおにぎり

「きなこを一口サイズのおにぎりにふりかけました。ほんのり甘く、おはぎのようで子どももパクパク食べてくれました」(10カ月の赤ちゃんのママ)

きなこがふりかけてあることで、お米が手に付きづらくなり食べやすくなるようです。ごはんが冷たくなると、きなこがつきにくくなるので、ご飯が温かいうちにきなこをつけてるようにするとよいかもしれません。


焼きおにぎり

「ご飯に鰹節、ごま、ひじき、茹でた小松菜を細かくしたものを混ぜ、一口大の大きさにして、フライパンで焼きました。フライパンには、薄くごま油を広げることで、うまく焼くことができました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

焼きおにぎりにすることで、手に持ってもくずれることがないので、パクパク食べられるようです。野菜を刻んで混ぜ込んでみたり、鮭やしらすを入れ味に変化をつけてみたりと、いろいろなアレンジができそうです。


しらす青のりチーズおにぎり

「離乳食後期に、ご飯にしらすや青のり、チーズを入れたおにぎりをよく作りました。ごまを入れると味も変わり飽きずに食べてくれていました」(10カ月の赤ちゃんのママ)

しらすの代わりに焼いた鮭を入れて作ったというママもいました。具を入れるとほぐれやすくなることもありますが、チーズが全体をまとめて、くずれにくくなるようです。

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おにぎりを食べないときの工夫

おにぎりを手づかみ食べで始めてみたけれど、なかなか食べてくれないと悩むママもいるようです。おにぎりを食べないときどのような工夫をしていたのかママたちに聞いてみました。


おにぎりをスティック状にする

「一口サイズのおにぎりを作っても食べないので、食品用ラップフィルムでおにぎりをスティック状に作り、少しずつむいて食べさせました。ラップで包むことで手に付くことなく、少しずつかじることができたのでよく食べてくれました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

おにぎりをスティック状にすることで食べやすくなるのかもしれません。食品用ラップフィルムで包むことで、おにぎりの形が崩れても、再び握り直すことができそうです。ラップが口に入らないようママが少しずつラップをむいてあげるとよいでしょう。


のりを細かく切って食べやすくする

「おにぎりを食べないでいましたが、のりをご飯のまわりに付けると喜んで食べてくれました。のりはなるべく小さくちぎっておにぎりに貼り付けていました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

きざみのりの上で、ご飯を転がしておにぎりを作ったというママもいました。のりをおにぎりのまわりにつけることで、手にご飯がつかず食べやすくなるのかもしれません。

手づかみ食べで周りを汚さないための工夫

離乳食で手づかみ食べが始まると、食べこぼしや遊び食べで服や床を汚してしまうこともあるようです。ママたちは汚さないために、どのような工夫をしているのでしょうか。


手を事前に湿らせておく

「お米が手に付くと、手を振ってお米を床に撒き散らしてしまい、掃除が大変でした。お米が付かないように食事の前に濡れタオルで手を湿らせてみました。手にお米がつかなくなり、床を汚すこともなくなりました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

手を湿らせておくだけで、お米が手につかず、手を振ってお米を床に落としてしまうこともなくなるようです。手拭きタオルをママの手元に用意しておき、手についたときにはすぐに、拭いてあげられるようにしておくのもよいかもしれません。


受け皿付きエプロンを使用する

「手づかみ食べを取り入れるようになってから、離乳食をごぼすことが増えました。受け皿のついた食事用エプロンを使ってみると、床にこぼすことが減って掃除も楽になりました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

受け皿付きエプロンを使うと、受け皿の部分が食べ物を受け取ってくれるので、床を汚すことが少なくなるようです。受け皿付きエプロンにも袖付きがあったり、汁も受け止めてくれるようなものなどさまざまなタイプがあるので、使いやすいものを選ぶとよいかもしれません。


量を多く出さない

「離乳食後期になり食べる量も増えましたが、一度にたくさん出すと遊び食べを始めてしまって困りました。量を少しずつ出すようにすると、遊び食べが減りました」(10カ月の赤ちゃんのママ)

量を少しずつ出すことで、食べ遊びが減り、汚れることも少なくなりそうです。子ども食べたことを確認して一つずつあげるなど、料理の出し方を工夫するとよいかもしれません。

おにぎりを作って手づかみ食べしてみよう

おにぎりの離乳食
iStock.com/kumikomini

手づかみ食べをいつから取り入れていたかは、家庭によって少しずつ違いがあるようでしたが、軟飯が食べられるようになる離乳食後期を目安にするとよいかもしれません。

なかなかおにぎりを食べないときには、ご飯の固さや味を変えたり、のりをちぎってつけてみたりと、食べやすいように工夫をしてあげるとよさそうです。子どもが手づかみ食べを楽しめるようにさまざまなメニューや工夫を取り入れられるとよいですね。

2018.06.18

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