カブトムシの成虫の寿命と子どもへの伝え方。ママたちが感じた寿命の兆候など

カブトムシの成虫の寿命と子どもへの伝え方。ママたちが感じた寿命の兆候など

カブトムシ飼っていると、オスとメスで寿命に違いがあるのか、成虫が寿命を迎えたときの子どもへの伝え方など気になるママもいるようです。今回の記事では、カブトムシの寿命や足の力が弱まるなどの寿命を迎える前の兆候、12月から幼虫を飼っていた場合に最長で何月まで生きたかなどママたちの体験談をご紹介します。

カブトムシを飼うとき

夏が近づくと子どもがカブトムシを飼いたいと言い始めることもあるのではないでしょうか。成虫のカブトムシは寿命が短いともいわれており、育てているなかで寿命を迎える時期や兆候について気になることもあるかもしれません。

また、寿命を迎えてしまったときどうすればよいのか、子どもへの対応など迷うママもいるようです。実際に、カブトムシを飼っていたというママたちにカブトムシの寿命や寿命を迎えたときのことについて聞いてみました。

カブトムシの寿命

カブトムシの寿命
©hakase420- Fotolia

成虫のカブトムシは何月くらいに寿命を迎えるのでしょうか。実際飼っていたカブトムシが何月まで生きたのか、オスとメスで寿命の違いはあったのか、ママたちの体験談をご紹介します。


成虫は何月まで生きる?

「7月から成虫を飼い始めて9月まで生きました。何匹か飼っていましたが大体同じくらいの時期に寿命を迎えることが多かったです」(20代ママ)

「7月に捕まえた成虫のカブトムシは、飼い始めて2カ月くらいで寿命を迎えました」(30代ママ)

12月から幼虫を飼い始めて、成虫になってから3カ月で寿命を迎えたというママの声もありました。冬眠をするといわれるクワガタは12月まで生きる場合もあるようですが、今回聞いたママたちによると、カブトムシの成虫は1カ月から3カ月くらい生きて、冬になる前に寿命を迎えることが多いようです。


オスとメスの寿命の違い

「12月頃に幼虫をもらってオスとメスの両方を飼っていました。カブトムシのオスは2カ月くらいで寿命を迎えましたが、同じ時期に育てていたメスは最長で4カ月くらい生きていました」(30代ママ)

「夏から飼い始めて10月くらいに寿命を迎えました。毎年飼っていますが、オスの寿命は最長でも3カ月くらいだったと思います」(20代ママ)

今回話を聞いたママたちによると、カブトムシのオスとメスでは、若干ではありますが寿命に違いがあるようです。

こちらの記事も読まれています

寿命を迎える前の兆候

寿命の兆候
©hakase420- Fotolia

カブトムシが寿命を迎える前に、どのような兆候があったのでしょうか。


足の力が弱まってくる

「足の力が弱まってきたのか、虫カゴに入れておいた木に登ろうとしても上手に木を掴めない様子が見られました」(30代ママ)

オスのカブトムシ同士の喧嘩で足が取れてしまい、その後、少し経ってから寿命を迎えたという声もありました。カブトムシの足の力が弱まったり、木に登れなくなったりすることは、寿命を迎える兆候の一つかもしれません。


よくひっくり返っている

「寿命を迎える前に、バランスを崩してひっくり返っている姿がよく見られました。自分で起き上がることができなくなっていたので、弱っている兆候だったのかもしれません」(30代ママ)

何度起こしてもすぐにひっくり返るときや、ひっくり返った状態から自分で起き上がれないときは、カブトムシが弱ってきている兆候かもしれません。寿命を迎える前は、カブトムシの動きが鈍くなると感じたというママの声もありました。


エサを食べなくなる

「2日に1回の間隔であげていた昆虫ゼリーが減らなくなり、エサをあげる間隔が空くようになりました。それから1週間ほどで寿命を迎えたので、弱っている兆候だったんだと感じました」(20代ママ)

寿命を迎える前の兆候として、カブトムシがあまりエサを食べなくなったというママの声もありました。エサを変えてみたら少し食べるようになったというママの声もあり、カブトムシの様子を見て、ときにはエサを工夫してみるのもよいかもしれませんね。

カブトムシが寿命を迎えたとき

寿命は何月
Heryz Zahhar/Shutterstock.com

カブトムシが寿命を迎えたときに、子どもの年齢やシチュエーションよってどのように伝えたらよいか気になるママもいるかもしれません。実際に飼っていたカブトムシが寿命を迎えたとき、ママたちはどうしていたのでしょうか。


いっしょにお墓を作る

「飼っていたカブトムシが寿命を迎えたときに、4歳の息子といっしょに庭にお墓を作りました。『遊んでくれてありがとうと言おうね』と伝え、庭のお花を供えました」(20代ママ)

カブトムシが寿命を迎えたら、子どもといっしょにお墓を作るというママの声もありました。その後も子どもが自ら花を摘んでお供えしていたようで、子ども自身もカブトムシを大切にしていたことが伝わってきたそうです。


捕まえた場所にかえす

「生まれた場所に連れていってあげようと伝えて、カブトムシがを捕まえた木に帰しました。6歳の息子と、カブトムシを捕まえたときのことや楽しい思い出について話すことができました」(30代ママ)

カブトムシがいた公園や森にかえしに行くというママもいるようです。捕まえたときの喜びやがんばって世話をした体験を思い出すことで、子どもが生き物を大切にしようという気持ちにもつながるかもしれませんね。


年齢に合わせて伝え方を工夫する

「当時3歳の息子にどう伝えたらよいか分からず、『森に飛んでいったみたい』と伝えました。カブトムシがいなくなったことを寂しがりましたが、今頃ほかのカブトムシと遊んでいるのかもと声をかけたら少し安心しているようでした」(30代ママ)

子どもがまだ小さいときには、カブトムシが寿命を迎えたことをあえて伝えないというママもいるようです。子どもがショックを受けてしまうのが心配なときは、伝え方を工夫してみるのもよさそうですね。

命の大切さを子どもにも伝えよう

カブトムシの成虫
©hakase420- Fotolia

カブトムシのオスやメスの成虫は、最長で何月まで生きるのか気になるママもいるのではないでしょうか。ママたちに聞くと、カブトムシの成虫が寿命を迎える前には足の力が弱ったり、エサを食べなくなったりとさまざまな兆候があったようです。12月頃から幼虫を飼い始めることで、カブトムシと過ごす時間が増えるかもしれませんね。

寿命を迎えたときは、子どもに生き物を育てることの大切さについて話してみるのもよいかもしれません。カブトムシの成長の様子も楽しみながら大切に育てていけるとよいですね。

2018.04.30

レクチャーカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。