離乳食はいつから?ほうれん草の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?ほうれん草の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食のほうれん草はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

ほうれん草を離乳食で始める前に

離乳食に取り入れるときは、お粥に慣れてきた頃からほうれん草などの野菜を少しずつ与えていくとよいようです。ほうれん草は、下ごしらえや冷凍保存がしやすいようで、離乳食として用いられることが多く、完了期には93.6%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

ほうれん草はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5〜6カ月頃から子どもに与えられているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると38.3%のママがこの時期にほうれん草を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると82.0%のママがこの時期に離乳食でほうれん草を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると91.5%のママがこの時期に離乳食でほうれん草を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つといえそうです。厚生労働省の資料によると93.6%のママがこの時期に離乳食でほうれん草を与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省

目安の量

ほうれん草の離乳食
© dyageleva - Fotolia

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

こちらの記事も読まれています

ほうれん草を使った離乳食のメニュー例

ほうれん草と豆腐のお粥

「離乳食初期の頃に作ったメニューです。ほうれん草のペーストと、湯通ししてすり潰した豆腐とお粥を合わせたものです。お粥だけではあまり食べてくれなかったのですが、ほうれん草を混ぜるとパクパク食べてくれました」(20代ママ)

ほうれん草は、他の食材とも合わせやすく、スープや魚のペースト、お粥に入れたというママが多くいました。


ほうれん草の蒸しパン

「1歳過ぎた頃、手づかみで食べられるように意識して作りました。ホットケーキミックスにほうれん草と牛乳を混ぜて、電子レンジで加熱しました。クッキーの型で星や動物の形にすると嬉しそうに食べてくれます」(30代ママ)

後期から完了期の離乳食は、子どもが自分から食事できるように、工夫して作るママもいるようです。

保存方法

初期・中期

「ほうれん草の葉を茹でて、アク抜きしたあとブレンダーで細かくしてから、製氷皿に入れて冷凍保存しています」(30代ママ)

裏ごしするときに、ブレンダーやミキサーを使用すると時短調理にもなりそうです。


後期・完了期

「後期になるとほうれん草の葉を下茹でして、アク抜きした状態で冷凍保存していました。使うときにメニューによって冷凍のまますりおろしたり、小さく切ったりしていました」(20代ママ)

後期や完了期になると、噛んで食べることを意識して食材を冷凍するママもいるようです。

気をつけていた点

下ごしらえ

「離乳食に使うほうれん草は葉の部分だけ使うようにしました。アクがある食材なので、やわらかく茹でてから冷水で洗い流すようにしています」(20代ママ)

茹でる他に電子レンジで加熱するママもいました。電子レンジで加熱したあとも水に浸して、アク抜きをするとよさそうです。


調理時

「ほうれん草は苦みがあるのか、口から出していました。粉ミルクを少し入れたり、かぼちゃやさつまいもなど甘みのある野菜に混ぜたりすると、食べてくれるようになりました」(30代ママ)

ほうれん草は調理の仕方で子どもの反応が変わるようです。子どもの食事の様子を見ながら食べやすいように、調理方法も変えているママの工夫も見られます。

ほうれん草はいつからでも離乳食で活躍

離乳食を食べる赤ちゃん
© TOSHIHIKO - Fotolia

ほうれん草は離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、初めて子どもに与える野菜としても適しているようです。

ほうれん草はいろいろな食材に合わせやすく、冷凍保存もしやすいようなので、味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

おやつを食べられるようになったら、クッキーやケーキの生地にほうれん草を入れて手作りおやつを作ることもできそうです。いっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年12月7日時点で作成した記事になります

2017.12.10

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。