離乳食はいつから?納豆の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?納豆の離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の納豆はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

納豆を離乳食で始める前に

納豆を離乳食に取り入れるときは、食べやすく調理した脂肪の少ない鶏肉、豆類、各種野菜、海藻と種類を増やしていくとよいようです。納豆は完了期には82.6%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

納豆はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食中期の7〜8カ月頃から子どもに与えられているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、

・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める。厚生労働省の資料によると1.2%のママがこの時期に納豆を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると27.3%のママがこの時期に離乳食で納豆を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると64.4%のママがこの時期に離乳食で納豆を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると82.6%のママがこの時期に離乳食で納豆を与えているようです。

出典:厚生労働省「Ⅱ離乳編」

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は45g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は50~55g

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納豆を使った離乳食のメニュー例

納豆
©   funny face – Fotolia

納豆入りお粥

「離乳食中期の7カ月頃に作ったメニューです。すり潰したひきわり納豆をお粥に入れて、口当たりを滑らかにすると、初めてでも食べやすいようでした」(30代ママ)

離乳食中期の7カ月頃に初めて、ひきわり納豆をすり潰して与えたというママが多くいました。


納豆入りお好み焼き

「離乳食後期の11カ月の頃、手づかみで食べられるように作りました。みじん切りにしたキャベツとひきわり納豆を卵、小麦粉と混ぜて、少量の油をひいたフライパンで焼きました。手づかみができて食べやすいので、喜んで食べてくれました」(30代ママ)
 
離乳食完了期は、手づかみできるよう工夫して作ると、自分から子どもが進んで食べてくれるようです。

保存方法

初期・中期

「離乳食中期の7カ月頃、すり潰したひきわり納豆を、ラップに包んで冷蔵保存していました」(30代ママ)

離乳食中期には、すぐ食べられるようにすり潰して冷蔵保存しているママが多くいました。


後期・完了期

「離乳食後期の11カ月頃、納豆入りお好み焼きをまとめて作り、冷凍保存していました」(30代ママ)

離乳食後期には、調理したものを冷凍保存して、すぐ食べられるようにしているママが多くいました。

気をつけていた点

下ごしらえ

「納豆は粘りがあるので、茶こしに入れ、熱湯をかけて粘りを取り除いていました。お湯をかけることでやわらかくなるので、すり潰しやすくなりました」(30代ママ)

納豆の粘りは子どもには食べにくいことがあるので、粘りを取っていたママが多くいました。


調理時

「離乳食完了期の18カ月頃、納豆チャーハンをあげました。納豆の臭いが気にならないように、みじん切りのにんじんとほうれん草の葉先といっしょに少量の油で炒めました。炒めると納豆が香ばしくなって、食べやすいようでした」(30代ママ)

離乳食完了期になると、少量の油も使えるようになるようなので、臭いを気にする子どもには炒めてあげるとよさそうです。

納豆は中期から離乳食で活躍

離乳食を食べる赤ちゃん
Baby foto/Shutterstock.com

いつから納豆を与えてよいのか迷うママも多いかもしれませんが、納豆は離乳食中期・後期・完了期から使える食材で、ひきわり納豆は、下ごしらえもしやすいようです。

離乳食中期にはすり潰して、離乳食後期には、調理した状態で保存していたママが多くいました。離乳食の時期が進めば、薄味にした納豆チャーハンなど、大人と同じメニューを食べられるようです。

子どもといっしょに食事することで、食べる楽しさを感じてもらえるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。


※記事内で使用している参照内容は、2017年12月7日時点で作成した記事になります。

2017.12.08

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