離乳食はいつから?玉ねぎの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?玉ねぎの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の”玉ねぎ”はいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は”玉ねぎ”です!

玉ねぎを離乳食で始める前に

離乳食の開始時はお米のお粥から始め、慣れてきたらじゃがいもや野菜、果物、さらに豆腐や白身魚と種類を増やしていくとよいようです。玉ねぎは加熱すると甘くなるようなので赤ちゃんも食べやすいかもしれません。離乳食初期から取り入れられ始め、完了期には83.7%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

玉ねぎはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5〜6カ月頃からママが子どもに与え始めているようです。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味をもつようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める。厚生労働省の資料によると11.8%のママがこの時期に”玉ねぎ”を離乳食で与えているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると48.2%のママがこの時期に離乳食で”玉ねぎ”を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料によると75.6%のママがこの時期に離乳食で”玉ねぎ”を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると83.7%のママがこの時期に離乳食で”玉ねぎ”を与えているようです。

出典:Ⅱ離乳編/厚生労働省
離乳食 食器
Africa Studio/shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

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玉ねぎを使った離乳食のメニュー例

玉ねぎとにんじんのスープ

「離乳食中期に、薄切りにした玉ねぎとにんじんをよく茹でてから粗めにつぶし、茹で汁で延ばしスープにして食べさせました。外側の緑色の部分を使うと硬くてつぶしにくかったので、そこは使いませんでした」

玉ねぎのなかでも、硬い部分は使わず調理したママが多くいました。


クリームシチュー

「離乳食完了期は大人用のクリームシチューから取り分けたものを、牛乳で味を薄めて食べさせました。圧力鍋で煮たので、玉ねぎもとろとろにやわらかくなりました」

完了期になると、大人の食事から取り分け、味を薄めて食べることもできるようです。

保存方法

初期・中期

「中期の頃、玉ねぎを人参や小松菜など他の野菜といっしょに圧力鍋で煮て、それを製氷皿へ分けて冷凍していました。食べる直前にすりつぶして使っていました」(30代ママ)
離乳食初期は、食べる量が少なかったので保存しなかったというママもいました。


後期・完了期

「完了期、にんじんもいっしょにみじん切りにして炒めたものを、冷凍保存しておきました。チャーハンなど作るときにすぐに使えてよかったです」(40代ママ)

ママたちに聞いてみると、他にもハンバーグに入れてみたり、玉ねぎを他の食材といっしょに調理して保存しているママたちがいました。

気をつけていた点

あまり小さく切らない

「離乳食初期に玉ねぎを使うときは、大きめに切ったものをくたくたになるまでよく煮て、それをすりつぶして使っていました。市の離乳食教室で、大きめに切った方がすりつぶしやすいと教えてもらいました」(30代ママ)
「食材を小さく切るとすりつぶしにくい」という話は、筆者も聞いたことがあります。食材によるかもしれませんが、小さく切るとすりつぶしにくいものは、一度大きめに切って試してみてもよいかもしれません。


加熱は十分に

「離乳食完了期は玉ねぎを薄切りにして加熱し、やわらかく子どもが食べやすいようにして、味が薄いうちに大人の食事から取り分けていました。加熱が足りないと辛く感じてしまうことがあるようだったので、よく加熱するよう気をつけました」(30代ママ)

玉ねぎは透明感がでてくたくたになるほど、十分に加熱した方がよさそうです。

離乳食に玉ねぎを取り入れてみよう!

離乳食 赤ちゃん
Natee K Jindakum/shutterstock.com

玉ねぎは離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、加熱すると甘くなり子どもが食べやすい食材かもしれません。他の食材とも組み合わせやすいようなので、工夫して食事に取り入れていけるとよさそうです。離乳食の時期が進めば、大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで、食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。

2017.11.29

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