離乳食はいつから?かぼちゃの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食はいつから?かぼちゃの離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食の”かぼちゃはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、先輩ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回は”かぼちゃ”です!

かぼちゃを離乳食で始める前に

かぼちゃを離乳食に取り入れるときは、お粥に慣れてきたころに野菜のペーストに進むとよさそうです。甘みのある”かぼちゃ”は離乳食に用いられることが多く、完了期には94.2%のママが取り入れているようです。

いつから食べさせてよい?

”かぼちゃ”はいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食初期の5~6カ月から与えているママがいるようです。
離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めましょう。厚生労働省の資料によると48.3%のママがこの時期に”かぼちゃ”を離乳食で与えられているようです。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。厚生労働省の資料によると89.1%のママがこの時期に離乳食で”かぼちゃ”を与えているようです。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。厚生労働省の資料による94.2%のママがこの時期に離乳食で”かぼちゃ”を与えているようです。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。厚生労働省の資料によると94.2%のママがこの時期に離乳食で”かぼちゃ”を与えているようです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省
離乳食 食器
Africa Studio/shutterstock.com

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は20~30g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は40~50g

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かぼちゃを使った離乳食のメニュー例

かぼちゃのお粥

「生後6カ月の頃に作ったメニューです。お粥にも慣れてきたので、”かぼちゃ”のペーストを少しお粥に混ぜて与えました。甘みもあるので、パクパク食べてくれました」(20代ママ)

”かぼちゃ”はお粥や他の食材にも合わせやすいので、初期から離乳食に用いるママが多数いました。


かぼちゃのチーズインコロッケ

「離乳食完了期の14カ月頃に作りました。マッシュした”かぼちゃ”に小さく切ったベビーチーズを入れて、一口サイズに丸めます。フライパンでキツネ色になるまで焼いたパン粉をまぶして、コロッケ風にしました。子どもの大好きなメニューです」(30代ママ)

手づかみ食べがしやすいように、細長くしたり、丸めて平たくしたりと工夫するママもいました。

保存方法

初期・中期

「小さく切った”かぼちゃ”を電子レンジで加熱したあと、裏ごしして製氷皿に入れて冷凍していました」(30代ママ)

電子レンジの他にも、炊飯器に丸ごと”かぼちゃ”を入れてやわらかくするママもいました。火を使わないので、途中子どもが泣いてぐずっても安心のようです。


後期・完了期

「小さく角切りに切った”かぼちゃ”を加熱して冷凍保存していました。スープに入れたり、粗くつぶしたり、”かぼちゃ”は離乳食でよく使いました」(30代ママ)

離乳食後期や完了期になると、やわらかくすれば固形のものも噛むことができ、裏ごししなくてもよくなるので、調理時間が短くなりそうです。

気をつけていた点

下ごしらえ

「”かぼちゃ”の皮は硬く、食物繊維もあるので皮は剥いています。レンジで加熱してやわらかくしてから皮と種やワタを取り除いています」(20代ママ)

繊維のある”かぼちゃ”は子どもが飲み込みやすいように、離乳食初期の頃はお湯や野菜スープを少し加えてのばすとよさそうです。


調理時

「中期の8カ月のときにかぼちゃをすり潰しました。少しパサパサしていたのか、あまり食べたがらない様子だったので、粉ミルクを少し足してトロトロにすると食べてくれました」(30代ママ)

子どもの様子を見て、少しずつ食べやすい工夫をしてあげるとよさそうです。

離乳食 赤ちゃん
LI CHAOSHU/shutterstock.com

かぼちゃを使った離乳食作りを楽しもう

”かぼちゃ”は離乳食初期・中期・後期・完了期のいつからでも使える食材で、初めて子どもに与える野菜としても適しているようです。ごはんからお菓子作りにも使うことができるので、調理方法や味付けを工夫すると、離乳食のレパートリーが増えそうですね。子どもがおいしく食べることができる離乳食で、食事の楽しさを伝えてあげるとよいでしょう。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照内容は、2017年11月28日時点で作成した記事になります。

2017.11.29

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