2歳児の寝かしつけにイライラ。絵本や抱っこ、歌など、方法や体験談を紹介

2歳児の寝かしつけにイライラ。絵本や抱っこ、歌など、方法や体験談を紹介

イヤイヤ期真っ只中の2歳児。特に寝かしつけに1時間以上かかってイライラしたり、パパが寝かしつけると泣くこともあったりと、悩んでいるママもいると思います。寝かしつけの方法は、絵本や歌、抱っこなどさまざまあるようです。ママたちの体験談も交えていくつかの寝かしつけ方法をご紹介します。

2歳児の寝かしつけの悩み

2歳児といえば成長の過程で、イヤイヤ期で泣くことが増える子どもも多くいる時期です。

「成長の証だな」と分かってはいるものの、24時間いっしょにいるママにとってはイライラしてしまうときもあるでしょう。特に寝かしつけは、1時間かかってしまうなど少し手こずっているママもいるようです。

2歳児になると、自身の生活のリズムがつかめる子も増えてくるので「もう寝る時間だな」とわかっていても「遊びたい」という気持ちが勝ってしまい寝たくないということもあります。なかなか寝てくれないという場合は、理由を探ってみるのも解決の糸口です。

2歳児の寝かしつけの体験談

実際に2歳児を寝かしつける際に、ママたちはどのような悩みを抱え、対処しているのでしょうか。


部屋を暗くしてママも寝たふり

「2歳の息子がいます。眠る時間になると『まだ寝たくない!』となかなか寝室に行ってくれません。

『この遊びが終わったらお布団に行こうね』など毎日試行錯誤をしながら、寝室に移動しますが、トントンをしてみても、お喋りをしたり歌を口ずさんだりしてなかなか入眠モードには入りません。

いろいろ試した結果1番効果があったのは、部屋を真っ暗にして私が寝たふりをする作戦。寝息を聞かせるくらい大げさにします。部屋は真っ暗でやることはないし、遊び相手のママは寝ているし息子も仕方なくではありますが、眠りについてくれるようになりました。寝かしつけに時間はかかってしまいますが、息子にはこの方法が1番あっているようです」


日中に公園でたっぷり遊ぶ

「2歳になる娘は、寝かしつけに1時間以上かかります。私も家事をしなくてはいけないので、寝かしつけはパパに頼むのですが『ママがいい』と泣いてしまいます。

そんなある日の日中、普段はあまり行かない公園にお友だちと行き、思いっきり体を動かして遊ぶと、その夜は布団に入ってすぐに眠りました。日中の遊びがもう少し必要だったのかなと気づきました」


人形の寝かしつけでいっしょに寝る

「2歳になる娘は、イヤイヤ期の真っ最中。布団に入ることすら嫌がります。ママ友に勧めてもらった入眠向きの絵本も効果なし、トントンも嫌がるし、もちろん抱っこも嫌がります。ふと娘の遊びに注目してみたら、最近お気に入りの人形のお世話をしていることに気がつきました。

そこで『〇〇(人形)をネンネさせてあげようか』と提案すると娘も『うん!』とすんなりと布団に入ってくれ、人形をトントンしています。その隙にさりげなく私も娘をトントンすると気がつけば寝ていることが増えました。朝起きた際に『昨日は〇〇(人形)をネンネさせてくれてありがとう』というと娘も得意げ。
娘の好きな遊びに近い寝かしつけの方法だから成功したのかな、と思っています」

クマさんと本
tomertu/Shutterstock.com

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歌をうたう

昔、母親に子守唄を歌ってもらった経験はありませんか?大好きなお母さんが歌う子守唄に安心して眠りについた記憶があるママも多いでしょう。

それを思い出して、今度は自分の子どもに子守唄を歌ってあげてみてはどうでしょうか。子どもが興奮しないように、鼻歌程度で、ゆっくりとしたリズムの歌を選びましょう。子どももその経験から大きくなったときに「そういえば昔歌ってもらったな」と懐かしんでくれる日がくるかもしれませんね。


音楽を聴かせる

近年では子どもが眠くなるようなオルゴール調のCDも販売されています。それらを用いて子どもが眠くなるような環境作りをするのもおすすめです。

音楽がかかると部屋が真っ暗になってパパやママも寝ている、という状態を作ると「この音楽が流れると眠る時間なんだ」と子どもが理解して習慣になるかもしれません。選曲のポイントは眠りをさそうスローテンポを選ぶことのようです。


絵本を読む

絵本を読んであげるのも寝かしつけの方法のひとつではないでしょうか。

お話を聞いているうちに、ママの落ち着いたトーンが心地よく子守唄代わりになります。子どもが眠くなるまで1時間ぐらいかけて何冊も読んであげてもよいですが、それも毎晩となると大変でしょう。「〇冊読んだらおやすみしようね」とルールを作ってあげると、寝かしつけも楽かもしれませんね。


パパに頼む

可能であれば、パパに寝かしつけをお願いしてみるのはいかがでしょうか。日中離れていることが多いぶん、父と子のよいコミュニケーションの機会にもなるかもしれませんね。普段寝かしつけをあまりする機会がないのでどうしたらよいのか分からないパパは、まず抱っこで寝かしつけてみましょう。

抱っこでリズムにのって横に揺れてみると子どもも少しずつ眠くなるようです。抱っこ以外の方法だと、添い寝をして手のひらや腰あたりを軽くトントンと叩いてあげるのもよいかもしれません。一人ひとり脈の速さが違うように、子どもにとって安心するトントンのリズムは異なるので、自分の子どものベストなリズムを探してみましょう。

寝かしつけをしないという選択も

ママたちのなかには、イライラしてしまうくらいなら……と寝かしつけをせずに見守ってみるという方法を選択している方もいるようです。
見守っていても、なかなか寝てくれず、焦ってしまうかもしれませんが、ときには、「いつかは眠くなる」と気持ちに余裕を持って、子どもが眠くなるタイミングがくるまでじっくり付き合ってみましょう。ママのイライラしていた気持ちも少し軽くなるかもしれません。

それぞれの子どもに合った寝かしつけを

女の子の寝顔
suriyachan/Shutterstock.com

子ども一人ひとり個性があるように、寝かしつけの方法も絵本や抱っこ、歌など子どもにあったさまざまなものがあります。2歳という時期は自我が芽生える時期でしょう。「寝たくない」と泣く子どもや、1時間以上時間がかかる子どももいるかもしれません。ついイライラしてしまいがちですが、ママだけで抱え込まずパパにも協力してもらい、子どもにあった寝かしつけ方法を見つけてみてくださいね。

2017.12.05

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