3歳児の集団遊び。室内・室外の人数別の遊び方

3歳児の集団遊び。室内・室外の人数別の遊び方

3歳児になると、簡単なルールなら覚えて友だちといっしょに集団で遊べるようになる子もいるでしょう。今回は、体験談を交えながら3歳児の集団遊びをご紹介します。

室内で3~5人でできる集団遊び

かくれんぼ

1人の子どもが鬼になって、10秒数えます。その間に、残りの子どもたちは思い思いに隠れる場所を探し、隠れましょう。鬼が他の子どもたちをみんな見つけると、また別の子が鬼になって遊ぶことができます。補足ルールとして、「1階だけで隠れようね」とか「お風呂場には行かないようにね」など、隠れても良い場所の範囲を決めておくとよいかもしれません。

子どもたちは、机の下や押し入れの中、ソファーの脇、布をかぶるなど、工夫して隠れるのが楽しいようです。


ぬいぐるみ隠しごっこ

まず、ぬいぐるみやミニカーなど、特定のおもちゃをいくつか準備します。隠すチームと探すチームに分かれ、探すチームの子どもたちは目を閉じて待っていてもらいましょう、おもちゃを隠し終えたら、探すチームの子どもたちでおもちゃを探していきます。

カバンの中の上の方や洗濯かごの中など、見えやすい場所に隠すようにすると、見つけやすいです。見つかりそうになると、隠すチームの子どもたちは騒いだりと盛り上がる遊びでしょう。


布でボールをトランポリン

皆で円になり、大きめの布のはしを持ちます。真ん中に柔らかいボールを置いて、せーので布を引っ張り、ボールを弾ませます。単純な遊びですが、皆で力を合わせることや、ポンポン飛ぶボールを見る楽しさがあります。

室外で3~5人でできる集団遊び

だるまさんがころんだ

1人が鬼になり、木や壁など目印になるところで後ろを向きます。残りの子どもたちは、鬼より何メートルか後ろに横並びに立ってもらいましょう。鬼は「だるまさんがころんだ」と言いながら、最後に後ろを振り向きます。

鬼に近づいていく後ろの子どもたちは鬼が振り向いていたときに動いていれば鬼に捕まります。誰も鬼に捕まらずに、鬼にタッチできれば鬼の負け。捕まった子どもがいれば、その子どもが次の鬼になります。3歳児の兄姉など大きな子どもがいても皆で楽しめるところが魅力の遊びです。


色探し

公園などで赤や茶色、黄色などの色を決め、子どもたちにその色のものを探してもらう遊びです。赤い葉っぱや、赤い実、黄色い滑り台など、子どもたちはさまざまな色を探してくれることでしょう。勝ち負けのない遊びですが、意外なところに色を発見する楽しさがあります。

室内で6~10人でできる集団遊び

ハンカチ落とし

鬼を1人決め、残りの子どもたちは内側を向いて輪になり座ります。鬼は輪の周りを歩き、誰かのところでそっとハンカチを落とします。ハンカチが落とされたことに気がついたら、その子どもは立ち上がり鬼を追いかけタッチしましょう。

タッチできなければ、鬼の交代です。ハンカチに鈴を入れるなど音の出る工夫をすると、3歳児後半頃にはできるようになるかもしれません。


じゃんけんゲーム

じゃんけん
PR Image Factory/Shutterstock.com

1人のママが皆の前に立ち、子どもたちとじゃんけんをします。ママに勝った子から、お菓子が選べるなど特典をつけるだけで、ゲームになります。まだじゃんけんのルールがわからない子どもは、ママといっしょに参加するとよいかもしれません。単純ですが、景品があると、白熱のゲームとなりおもしろいかもしれません。

こちらの記事も読まれています

室外で6~10人でできる集団遊び

じゃんけん列車

リーダーの合図で、隣の人とじゃんけんをしてもらいます。負けた方が勝った方の肩を持ち、別の2人組の子ども同士がじゃんけんをして、勝った方の組が前になります。それを繰り返し、一列になるまで続けましょう。

3歳児前半の子はまだじゃんけんが難しい子もいるので、その場合はママがいっしょにじゃんけんをするなどリードすると良いでしょう。一番じゃんけんが強い子どもは誰なのか興味深々で参加してくれるかもしれませんね。


しっぽ取りゲーム

赤と白のテープを準備します。テープをしっぽのようにズボンの後ろ側にはさみ、自分のしっぽは取られずに、相手側のチームのしっぽを取ります。

しっぽを取られた子どもは、陣地に戻ります。多くテープをとったチームの勝ちです。しっぽを取られまいと逃げ回る子どもや、積極的にしっぽを取ろうとする子どもなど、タイプが分かれておもしろいでしょう。 


鬼ごっこ

1人が鬼になります。鬼が10秒数えている間に、他の子どもたちは逃げましょう。10秒数えたら、鬼は他の子を追いかけ、タッチ。タッチされた子は鬼と交代し、別の子を追いかけます。最初に逃げられる範囲を決めておいて、子どもが遠くへ行き過ぎないように注意しましょう。逃げる方も追いかける方も、走り回って体が温まるのがよいですよね。

3歳児のママの集団遊び体験談

室内でかくれんぼ

「幼稚園の友だちが家に遊びにきてくれたときに、かくれんぼをしました。おもちゃのテントの中や布団の間、押し入れの中、机の下など、上手に隠れる場所を探して遊んでいました。なかには、「ここだよ!!」と飛び出してくる子どももいたりと、みんなで楽しめたと思います」(30代ママ)


近所の子どもたちで鬼ごっこ

「3歳児も含め、年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんも交えて、近所の公園で鬼ごっこをしました。足の速さは違っても、汗だくで走り回って遊び続けていました」(20代ママ)

ママがリードしながら集団で遊ぼう

子どもの集団あそび
gorosan/Shutterstock.com

簡単なルールであれば、友だち同士で集団の遊びも楽しめるようになってくる3歳児。鬼ごっこやかくれんぼなど、最初はママがルールを教えながら遊ぶことで、いろいろな集団の遊びに興味を持てるようになるかもしれませんね。この機会にぜひ、3歳児といっしょに友だちとのかかわりを深めてみてはいかがでょうか。

2017.12.04

外遊びカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。