【体験談】産後、仕事復帰しても母乳を続ける?ママたちの意見を調査

【体験談】産後、仕事復帰しても母乳を続ける?ママたちの意見を調査

産後に仕事へ復帰するとき、母乳育児を考え直すママも多いのではないでしょうか。仕事をするなら断乳するべきなのか、母乳育児を続けながらできるものなのか、ママの思いはさまざまだと思います。それぞれのメリットと、仕事へ復帰したあとも母乳育児を続けたママたちの体験談をご紹介します。

仕事復帰と母乳育児

仕事復帰をすると、家での育児と生活サイクルが変化していきます。赤ちゃんのそばに居るときは授乳のリズムに合わせて母乳やミルクを与えることができていましたが、保育園に通い、通勤というそれぞれの環境になっていきます。そのなかで、母乳育児を続けるのかやめるのか、働くママは悩んでしまうのではないでしょうか。

産後に仕事復帰をしたママたちに母乳育児について話を聞くと、仕事に復帰しても母乳をあげ続けたというママが多くいました。さまざまなシーンでの体験談を紹介します。

仕事復帰の準備をするママ
iStock.com/monzenmachi

4カ月で仕事へ復職

「子どもが4カ月のときに復職しました。母乳に関して特にトラブルもなかったので、断乳で苦労したくないと思い続けました。最初のうちは仕事中に胸が張ったりしましたが、しばらくすると夜に飲むときだけ母乳がでるように。寝かしつけや子どもがぐずったときにおっぱいをあげれば落ち着いたのでとても楽でした」


ミルクを子どもが嫌がったので続けていた

「完全母乳で育てていました。産後すぐ職場へ戻り、子連れ出勤できる環境だったので仕事中に母乳をあげていました。ミルクを嫌がるため人に預けられない苦労はありましたが、いつも子どもの側にいられる幸福感はありましたね」


母乳育児をやめられなかった

「復職を機に母乳をやめようかなぁと思っていたのですが、子どもがおっぱいが好きすぎてやめられませんでした。保育園にお迎えに行くと私の顔ではなくおっぱいを見てるほど。朝と夜に授乳していましたが、仕事している日中は胸の張りもあり、辛かったです。復職後半年くらいで落ち着いて身体も楽になったので、今となっては子どものかわいい思い出です」

仕事中の母乳ケア

仕事をしている間は授乳ができないので、ママによっては仕事中でも母乳のケアをする必要があります。母乳育児を続けるママもやめるママも、仕事に復帰して数日は授乳回数が極端に減るので、胸が張って痛むかもしれません。搾乳するときに搾乳機は必要かどうかなど、ママによってやりやすい方法はさまざまです。

胸がぱんぱんに張ってくると、自分の手で搾乳するのは意外と難しいようです。搾乳に慣れていないママは、どんな方法がやりやすいかを家で試してみるとよいかもしれません。自分に合う方法を見つけて仕事に取り組める環境が作れるとよいですね。

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添い乳で寝かしつけができる

子どもを寝かしつけるとき、添い乳をしていたママも多いのではないでしょうか。ママと密着できる安心感からなのか、添い乳じゃないとなかなか眠れない子どももいますよね。ママもいっしょに休めるので、母乳育児を続ける最も多い理由かもしれません。


子どもが泣いたときに母乳をあげられる

子どもが泣いたりぐずったりする機会は本当に多いですよね。抱っこやおもちゃで気をひいてもおさまらない、そんなとき母乳をあげたら落ち着いた、という場合もあるかと思います。

外出の際「赤ちゃんが泣いてしまったときも母乳をあげれば大丈夫」という安心感で母乳をあげているというママもいるようです。


子どもと接する時間ができる

仕事を始めると子どもと接する時間が減ってしまいますよね。帰宅後は家事におわれてしまい、子どもと落ち着いて過ごせないなんて場合も。

母乳をあげる行為は、子どもにとってもママにとってもリラックスできる貴重な時間なのかもしれません。

母乳育児をやめてできるようになったこと

添い乳以外の寝かしつけができる

毎晩添い乳じゃないと寝ないという場合、ママしか寝かしつけができず大変ですよね。添い乳をやめられれば、お休み前にパパが絵本を読むなど、寝かしつけの選択肢が増えるかもしれません。


食生活が自由になった

授乳期間中はお酒を飲んではいけませんし、脂っこい食べ物を控えていたママもいるかと思います。私生活はある程度ママ自身でコントロールできていても、仕事をすると歓送迎会や会食などの付き合いもあるのでコントロールが難しい場合も出てきます。授乳が一段落すると「辛いものが食べられるようになった」と喜ぶママもいるようです。


ミルクに切り替えると飲む量がわかりやすい

母乳育児だと、どれくらい飲んだのかを確認するのは難しいです。ミルクは飲む量が明確なので把握しやすいメリットがあります。子どもの体調が悪いときなど飲む量を正確に知りたいママは、ミルクに切り替えてもよいかもしれません。


服装を自由に選べる

家に帰ったらすぐに授乳が必要だというママは、ワンピースタイプの服やタイトな服を避けるときも多いかもしれません。お気に入りの服を気兼ねなく着れるのは、女性として嬉しいことですよね。

ママと子どもにあった母乳育児の見つけ方

母乳育児
Nanako Yamanaka/shutterstock.com

産後に仕事へ復帰するのは、生活リズムに慣れるまで体力的にも精神的にも大変だと思います。母乳をあげるのが辛くなるママもいるでしょうし、断乳するのが難しいママもいるでしょう。母乳育児を続けるのかやめるかは、ママと子どもの状態やタイミングに合わせて無理のないように進めていきたいものですね。

2017.12.21

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