子ども部屋にはどんな家具が必要?4〜6歳におすすめの家具

子ども部屋にはどんな家具が必要?4〜6歳におすすめの家具

子ども部屋を作るとなったら、まず家具はどうするか考えますよね。見た目にこだわるだけではなく、子どもにとって役に立つ家具かどうかも、見極めるポイントになります。今回は、4〜6歳向けの子どもの部屋におすすめの家具を紹介するとともに、用途に合わせて子ども部屋に配置したい家具について考えてみました。

4~6歳の子どもにおすすめの家具

小さめの机・椅子

お絵かきをしたりシール貼りをしたりするのに便利な、子ども用机と椅子のセット。小さめのサイズ感で、自分で自由に着席・離席ができます。天板と座面の高さを成長に合わせて変えられるタイプを選べば、のちのちまで使用できるのが嬉しい点。本格的な机と椅子を購入する前に、ダンボール製のもので試してみるのもひとつの手段ですよね。


絵本ラック

絵本の表紙が見やすい状態で収納できる絵本ラックは、使用する人が多い家具。絵本のみならず、下におもちゃ箱も置けるタイプもあり、まとめて両方の機能を使用したいときには便利です。
子どもの背丈に合わせて低めになっているため、自分で本を選んでお片づけすることができます。色合いや形、高さなどは、自宅の環境に合わせて選ぶとよいでしょう。


三段かご

高さの低い三段かごは、何かと重宝します。おもちゃを入れたりお世話に必要な小物を入れたりするだけでなく、洋服や幼稚園グッズを入れるのにも便利。そのときどきで利用方法を変えて使用できるため、活用の幅が広いのが特徴です。
お部屋の雰囲気に合うものを選べば、長く使うことができます。


おもちゃ箱

子どもらしい柄が描かれたおもちゃ箱は、部屋にあるだけで雰囲気がかわいらしくなるアイテム。寝る前に使用したおもちゃをきちんと振り分ける時間がない日のために、とりあえず放り込むだけの箱もあれば、子どももお片づけを習慣として覚えやすくなるでしょう。また、何カ所かに区分けされたおもちゃ専用のラックは、たくさん遊ぶものがある家庭にぴったり。子どもの背丈でも収納されているものが見えるように、斜めにかごを設置しているタイプもよく見られます。

小学生を見据えて揃えておきたい家具

子ども用机・椅子

子どもの勉強机と椅子
Photographee.eu/Shutterstock.com

小学生に上がると宿題をする機会が増えるため、子ども用机と椅子を本格的に用意する家庭が多いようです。幼児の頃から使用している机がそのまま使える場合はよいですが、新たに購入する場合は、長く使えそうなデザインを選びましょう。


ランドセルかけ

小学生になると、ランドセルを置いておく場所が必要になります。そのため、学校用品や上着なども収納できるランドセルラックを購入する人が多いです。収納スペースが限られている家庭では、帰宅後にさっと簡単にランドセルをかけられるポールハンガーで代用する人も見られます。必要なものを同じ場所に毎日置く習慣がつくと、忘れもの防止にも役立つでしょう。


本棚

小学生になると読む本の数も増え、勉強のために保存しておく必要のある本も出てくるため、絵本ラックではなく本棚を置く人もいます。本の背表紙が見やすい、本棚が便利です。高さのあるシェルフであれば、本がまだ数少ない場合は飾り棚としても活用可能。さまざまなものが置けるタイプが、幅広い用途で使えます。


収納ケース

勉強道具やおもちゃなど日々必要なものをしまっておく収納ケースは、どこの家庭でも見られる家具ですよね。専用のチェストを購入したりカラーボックスで代用したりと、その方法はさまざまです。新たなチェストを購入する場合は、そのときの子どものサイズ感に合わせると、のちに小さくなり買い換える必要が出てくることもあるため、大きくなってからのことも想定しながら選ぶというママも多いようです。


ハンガーラック

コートや毎日使うカバンなどを帰ってきてからすぐにかけられるツリースタンドは、子どもが小学生に上がったら重宝します。習い事によってバッグが決まっているなど、同じアイテムが複数あって間違える可能性がある場合にも対応できるよう、いつも決まった場所に置くという習慣づけをするのに適したアイテムです。

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家具を選ぶときのポイント

角がないものを選ぶ

子どもは、大人が予測できない行動をすることがあります。机やラックの角に頭をぶつけると危険です。そのため、家具の形状に注意して選びましょう。
どうしてもお気に入りの家具がある場合は、怪我をしないように角にクッション材を貼るなどして工夫するのも、ひとつの方法です。


長く使用できるものを選ぶ

シンプルな家具
Photographee.eu/Shutterstock.com

好きなキャラクターや色合いを考えて家具を購入できれば、子どもは嬉しいに違いありません。しかし、家具は気軽に買い換えられるものではないため、収納ケースや本棚などは数年後も使えるであろうものを選ぶと、長く重宝します。


子どもが扱いやすいものを選ぶ

子どもにとって使いやすい家具でなければ、あえて子ども部屋に置く必要がありません。おもちゃを区分けしやすい、片づけやすいなどの家具が便利です。収納を1箇所にまとめる家具を使えば、子どもも片づけが苦になることはないでしょう。

子ども部屋用の家具購入者の体験談

子ども部屋に収納家具を置く

成長するにつれて自分でできることを増やしてあげたくて、息子が3歳のときにおもちゃや服などをしまいやすい三段かごを置きました。パンツをしまったり靴下を出してきたりできるようになり、大成功です(30代のママ)


シンプルがよい

はじめは車が好きだった息子にも、それ以外のさまざまなブームが訪れました。長く使うためにも家具だけは当時6歳の息子の趣味を優先せず、彼が大人になっても使えて、なおかつ母である私も代わりに使えそうなシンプルなタイプを選択。作りがしっかりしているため、10年経った今も使えています(40代ママ)


かわいさには要注意

ほかの家具との調和も気にかけて、すっきりとしたタイプの家具を見に行ったのに、結局カラフルでキャラクターのついたラックなどを購入。当時は娘が4歳でぴったりでしたが、小学生の頃には使いたくないと言われてしまいました(30代ママ)

子ども部屋の家具は先を見据えて購入

子ども部屋
Photographee.eu/Shutterstock.com

子ども部屋には、どうしてもかわいらしさを求めたくなります。しかし、子どもの習慣作りや家具の機能性にも着目しながら置くものを選ぶと、結果的にあとで買い直すなどの失敗を避けられることも少なくありません。上手に家具選びをして、子どもが気に入る部屋を作りましょう。

2017.10.26

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