専業主婦がパートをはじめるのはいつから?おすすめの職業や履歴書でのブランクの伝え方、気をつけておきたいポイント

専業主婦がパートをはじめるのはいつから?おすすめの職業や履歴書でのブランクの伝え方、気をつけておきたいポイント

子育てが落ち着いた後は、パートを始めようと考える専業主婦の方もいると思います。では、いつから始めるのがよいのでしょうか?今回は、専業主婦がパートを始める時期やおすすめの職種、履歴書や面接でのブランクの伝え方などをご紹介していきます。

パートで働くのはいつから?

子育てがひと段落してから働き始める専業主婦の方が多いようです。では、具体的にはいつからパートを始めているのでしょうか。


子どもが幼稚園に入園したら

子どもが幼稚園に入園する3歳ごろになると、パートを始める専業主婦の方が多いようです。
預かり保育などをうまく利用しながら、お迎えまでの時間をパートにあてているみたいです。
幼稚園は平日に親参加の行事があったり、子どもが体調を崩す頻度も比較的高いため、融通がきくパートを選ぶのがよいかもしれません。


子どもが小学校に入学したら

子どもが6歳ごろになって小学校に入学すると、専業主婦だったママたちがパートをし始めるというケースがさらに増えます。
子どもが成長して体調を崩すことが減ったり、お迎えの必要がなくなったりすることが理由のようです。
学童などを使えば、子どもが学校に行っている間に効率よくパートで働くことができる時期といえるでしょう。

専業主婦におすすめのパート

飲食店

専業主婦だった方たちにとってカフェやレストランなどの飲食店は、おすすめのパート先の一つです。
接客を中心とするホールと調理等を担当する厨房スタッフに分かれることが多いため、自分がやりたい方を選べるのも利点です。マニュアルが充実していたり、先輩スタッフの指導が手厚いところなら、未経験者でも働きやすいでしょう。
また、まかないが出るお店であれば、おいしい料理で食費を浮かすことができるかもしれません。


スーパー

レジや品出しなどの業務を行うスーパーは、主婦のパート先としてよく選択肢に上がることが多いです。
比較的主婦がたくさん働いているため、同僚と子どものことについて話が合うこともあるかもしれません。
さらに、家から近い店舗を選べば通勤時間に余裕が生まれたり、勤務後にそのまま買い物をして帰れるといった利点もあるようです。

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Makistock/Shutterstock.com

軽作業

軽作業は、商品の仕分け・検品・梱包などの仕事のことです。
比較的単純な作業で仕事が覚えやすく、 初めてでも取り組みやすいでしょう。
シフトの融通が利きやすいことも多いため、家事や育児と両立する主婦の方が働きやすい環境といえます。


事務作業

主にPCでデータ入力をしたり書類の整理などを行う事務スタッフは、デスクワークが好きな方に向いているパートでしょう。
特に前職で事務の仕事をやっていた方や医療事務などの専門の資格を持っている場合は、自分の強みを生かせるパートになるかもしれません。
立ち仕事ではないため、体力的に続けやすいといったメリットもあるようです。

面接や履歴書でのポイント

ブランクがあっても前向きに熱意を伝えよう

専業主婦の方がパートをはじめるにあたって、「ブランクがあること」は気になる点ですよね。

面接や履歴書を書く際には、ブランク期間に対してあまりネガティブなイメージを持ちすぎず、働く意欲を前向きに伝えられるとよいかもしれません。
たとえば「〇〇という理由でこの職場(仕事)を選んだ」という志望動機を明確にしたり、「未経験だけどもやる気は誰にも負けず、少しでも早く仕事を覚えたい」など仕事に対する熱意を面接官に伝えられると、「この人といっしょに働きたい」と思ってくれるかもしれません。


残業や休日出勤ができない場合の伝え方

職場や仕事によっては、「残業や休日出勤はできますか?」と面接で聞かれることもあるかもしれません。
子どものお迎えや学校の状況によっては難しいこともあるかもしれません。この場合はじめから出来ない旨を答えるのではなく、

「子どものお迎えがあるため残業は難しいですが、その分時間内に集中して仕事を終わらせようと努めていきたいと思っております」
「休日出勤は前もって相談していただければ、月に数時間は出勤できるかもしれません」

など、残業や休日出勤ができない分の勤務を提案したり、働く意欲を前向きに伝えると、面接する側も今後について相談しやすいかもしれません。

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【体験談】働く主婦の1日の流れ

パートとして働きはじめたら、一日はどんなタイムスケジュールになるのでしょうか。実際にパートで働いているママのある一日の流れをご紹介します。

朝食を食べるママと子ども

 ■5時:起床後、家族分の朝食の準備をしながら自分の出勤準備

 ■6時~7時:子どもを起こして朝食を出し、必要であれば食べさせる

 ■7時半~8時半:登園や通学の準備をして送迎または学校への見送り後、職場へ出勤

 ■9時~:会社にて仕事

 ■15時~16時:家事やお迎えなど

 ■17時~18時:夕飯準備をして家族で夕飯

 ■19時~20時:子どものお風呂や就寝支度などのお世話

 ■20時~21時:寝かしつけが終わったら家事または自由時間

 ■22時~23時:就寝

退社時間が早く子どものお迎えや帰宅までに時間がある場合は、その間に家事を済ませたり自分の時間にあてたりすることで、夜の時間を有効に使えるでしょう。

また、週2~4日のペースで働くことも可能なので、休日を利用して家事をいっぺんに済ませるやり方もあります。

働く主婦はどんなことに気をつけたらよいの?

家族へ向けて

働くことによって家事や育児にどんな影響があるのか、パートナーだけでなく子どもにも伝えてあげましょう。
家族で共有することで自然と協力しようという雰囲気ができていきます。


職場へ向けて

子どもの事情で会社を休んだり、早退や遅刻をしたりする可能性があることを了承してもらったうえで、雇用契約を結びましょう。働き始めてからこんなはずじゃなかったのに、と揉めるようではお互いにとってマイナスです。

また、子ども都合でお休みをもらう、時短勤務をするという場合は、上司や同僚にできるだけ早く報告・相談をしながら、どう対処するべきか決めましょう。

専業主婦がパートを始めるときは周囲とよく相談を

夫婦

専業主婦がパートで働く際には、ブランクが気になったり、履歴書に書いた希望の勤務時間が受け入れられるのかなど、不安な点もありますよね。
さまざまなパートをいつから始めるにしても、家族や職場の理解や協力は必須です。
働きたいという気持ちが芽生えたら、具体的にどんな生活になるのかをイメージしてから、家族や職場に前向きに相談したうえで働き始めるのがおすすめです。

2017.09.27

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