懐かしい遊びがいっぱい!昔ながらの遊びで子どもと楽しもう

懐かしい遊びがいっぱい!昔ながらの遊びで子どもと楽しもう

パパやママが子どもだった時代、家族でいっしょに遊んだ遊びを覚えていますか?昔ながらの遊びは、おじいちゃんおばあちゃんたちから子どもに伝えられ、おもちゃ遊びとはまた違った魅力があります。家族がみんなで楽しめる懐かしい昔ながらの遊びをご紹介しましょう。

昔ながらの室内遊び

道具を使わずにできる手遊びなどは、すぐにできて時間を持てあましたときにも便利。福笑いなどは子どもたちに作ってもらってそれを家族ですることもでき、家族団らんにつながるなどいろいろありますが、昔ながらの遊びで代表的なのが手遊びです。手遊びに必要な道具はなく、気軽に始められるのが魅力。

手遊びを知っていれば、空き時間や待ち時間に子どもも飽きることなく楽しめて便利です。手遊び以外にも、道具を使った遊びは、2、3人、あるいはグループで遊べるものが多く、家族やグループのコミュニケーションが増えるきっかけとなります。


けん玉

左右に「大皿」「小皿」とよばれる円形のくぼみと中央に持ち手のある、十字の形をした「剣」と穴の空いた「大玉」がひもで結ばれているけん玉。大皿や小皿に上手に玉をのせたり、剣先に玉を差したりして遊びます。

初めのうちは宙に飛ばした玉をお皿にのせるのは至難の業ですが、けん玉に慣れるために、あらかじめお皿にのせた状態で片足を上げ、バランスを取る遊びや、お皿に向かって上から玉を落としてみる遊びから始めてみるのも良いでしょう。


おてだま

布の端切れなどに豆や米を詰め、縫い合わせたボール状のおてだまは、1,200年以上前から親しまれてきました。

現在でもときどき地域の支援センターや子ども向けのオープンスペースでもおてだまを置いている場所があります。おてだまをひとつ、空に向かって投げてキャッチする遊びや、相手とキャッチボールするような遊びができます。


とんとん相撲

とんとん相撲とは、紙で作ったお相撲さんを、土俵を模した台にのせ、両側から土俵を指で叩いて、倒れた方が負けという遊びです。紙と小さな箱、または段ボールがあれば簡単に手作りができます。

また、お相撲さんはトイレットペーパーの芯や紙コップで作ることも可能です。子どもといっしょに工作をしながら楽しみましょう。


折り紙

折り紙は昔も今も人気の遊びです。最近では100円均一ショップでも、さまざまな柄や色のバリエーションがある折り紙が揃っています。平面の折り紙がいろいろな形に変わっていく様子は見ているだけでも楽しいです。折り紙はかさばらないので、お出かけのときにカバンに入れておいて、時間ができたときなどに遊ぶのも良いでしょう。


あやとり

あやとり

ひもや毛糸があればすぐに遊べるあやとりは、女の子が大好きな遊びです。一本のひもで輪を作って、それを両手首にかけます。あとは、指を使いながらいろいろな形を作っていきます。あやとりにはいろいろな技があり、遊びながら覚えていくことでどんどん夢中になる遊びです。


福笑い

顔の輪郭と、顔のパーツがバラバラになったものを並べ、目隠しをした人がパーツを輪郭の上にのせていく遊びが福笑いです。

自分ではちゃんと並べたつもりでも、できあがった顔のパーツがバラバラだったり、さかさまだったりするのを見ると思わず笑いが出ます。子どもたちが福笑い遊び用のイラストを描き、大人がそれぞれのパーツに切って遊ぶのも楽しいです。

昔ながらの外遊び

おじいちゃんやお父さんなど、どの年代の人ともできる、昔ながらの日本の伝統を学ぶことができるなど、昔から伝わる遊びは「伝承遊び」ともよばれていて、おじいちゃん、おばあちゃんやママパパから子どもたちに遊びながら伝えられています。

伝承遊びのなかには外で遊べるものも多くあり、世代を超えて楽しめる魅力があります。


かんけり

地面に円を描き、その中に空き缶をひとつ置きます。遊ぶ人の中から鬼を決め、鬼以外のひとりが、空き缶を思い切り蹴ります。鬼が空き缶を拾って円の中に戻すまで、他の人はどこかに隠れておきましょう。

鬼は隠れている人を探し出し、見つける度に「〇〇ちゃん(くん)見つけた」と言って空き缶を踏みます。見つかった子は円の中に入ります。鬼が全員を見つけられたら鬼が勝ちますが、探し回っている間をついて逃げた人が円の中の空き缶をけることができたら円の中の子も逃げることができ、再スタートとなります。


てつなぎおに

遊ぶ人の中から鬼を決め、鬼は10秒数え、ほかはその間に逃げます。10秒後、鬼は捕まえに走り、捕まった人は鬼と手をつなぎます。

その状態でまた逃げている人を追いかけ、捕まえたら鬼と手をつなぐ、を繰り返し、鬼の数がどんどん増えていって全員が捕まるか、制限時間が来たら終わりです。


けいどろ

警官と泥棒の二つのチームに分かれる鬼ごっこです。始める前に、「牢屋」となる場所を決めます。じゃんけんなどで、警官チームと泥棒チームに分かれスタート。

警官チームのひとりは牢屋の前で見張りをして、そのほかは逃げる泥棒を捕まえます。警官が全員泥棒を捕まえられれば警官の勝利で、泥棒が逃げ切れれば泥棒の勝利。牢屋に捕まった泥棒は、見方が見張りの目をかいくぐりタッチすればまた牢屋から出ることができます。


竹馬

2本の竹の下部分に「足がかり」とよばれるものがついていて、そこに足をのせ竹を握って遊ぶ遊びです。足が地面につかないため、最初のうちはのりこなすのが大変ですが、コツがわかるとすいすいと歩けるようになります。


靴飛ばし

自分の靴を片方脱いで、誰が一番遠くに飛ばせるか競うとか、靴が着地した向きを見て、明日の天気を占ったりと、外に出る際に必ず履いている靴でいろいろな遊びができます。


影おくり

良く晴れた日だけできる遊びです。まず地面に映った自分の影を、数秒から10秒程度まばたきをせずに見つめます。その後すぐに空を見上げると、なぜか自分の影が空に映るのです。

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昔ながらの遊びを子どもとしたママの体験談

子どもが3歳になるまでは、毎日のように地区の支援センターに通っていました。そこには職員さんたちが手作りしたおもちゃがたくさんありました。

子どもはおてだまの柔らかい感覚や色に興味を持ち、月齢が低い頃はただ触っていただけが、年齢を重ねる度に、転がしたり、母親とキャッチボールをしたりと遊びが変化しました。また、折り紙も教えてもらって、親子で一緒にいろいろなものを作成しては楽しんでいました。

昔の遊びは今も楽しい

おりがみであそぶ子ども

日本に昔から伝わる遊びは、今遊んでも古さを感じさせません。世代を超えて家族皆で楽しむことができるのも魅力です。おもちゃ遊びと一緒に、伝統的な昔の遊びを取り入れて、パパやママと楽しみましょう。

2017.09.22

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