梅雨シーズン到来。子どもの目線に立って選ぶレイングッズとやっておくと便利なひと手間

梅雨シーズン到来。子どもの目線に立って選ぶレイングッズとやっておくと便利なひと手間

関東地方も梅雨入りが発表され、いよいよ梅雨シーズン。これから使用頻度が増える子どものレイングッズは、長く使えて体に合ったものをおすすめします。今回は、子どもが心地よく使えるレイングッズの選び方や注意すべきポイントなどについて紹介していきます。

レイングッズの選び方と注意すべきポイント

身長に合った長さを選びましょう。初めて傘を持つお子さんなら40cmがおすすめです。

お店の中では一番短く見えても、子どもにはまだ少し長かったということもあるので


何cmなのかよく確認してから買うとよいでしょう。


また、透明な窓がついていたり全体が透明な傘だと、子どもにとって前が見やすいです。傘の先端がとがっていないものだと、より安心して使用できるかと思います。

園からの帰宅時間が遅く、暗くなってから傘をさす可能性がある場合には、反射テープがついているものを選ぶとよいでしょう。


レインコート

薄手のビニール素材ですと小さく折り畳むことができて軽いので、持ち運びがラクです。

しっかりした厚手のビニール素材は水分が中にしみ込みにくいので、少しでも濡れると嫌がる子どもには適しているかと思います。

ただムレやすくもあるので、暑がりな子とは相性がよくない場合もあります。園リュックなどをレインコートの下に背負う場合には、


1~2サイズ大きいものを選ぶのがおすすめです。


最近はポンチョタイプのレインコートも多いですが、風が強いとめくれる、中が濡れてしまうこともあります。

ただ子どもが一人でも着用しやすい形でもあります。袖があるカッパタイプとどちらがよいか総合的に考えて判断するとよいでしょう。


長靴(レインブーツ)

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長く履けるように大きめを選んでしまうと歩きづらくなってしまいます。走ったときに脱げてしまうことも。


できれば試着させてから買うと安心です。


微妙なサイズ調整はインソール(中敷き)を入れるのがおすすめです。

レインブーツは子どもにとって普段の靴とは全く違う履き心地で嫌がる子もいます。特に履き口の部分が脚に当たる感覚がイヤという場合には、ハイソックスや長ズボンを履くと軽減されるかと思います。

長靴を初めて履く場合には、まず雨ではない日に歩く練習をしておくとよいでしょう。


レインハット

首に帽子のゴムや紐がつくのが平気かどうか確認してから買うとよいでしょう。

レインコートにフードが付いているものが多いですが、レインコートの種類や子どもの頭の大きさによっては、風が吹くとすぐ付属の帽子が脱げてしまうようなタイプもあります。

そのため、頭が濡れるのがイヤ、まだ傘がさせないという子には適しているレイングッズといえるかもしれません。

レインコートと同じ色か組み合わせが良い色を選ぶと、キチンとした着こなしができるかと思います。

購入後に行いたいひと手間

使用前に防水スプレーをかける

レイングッズはもちろん、普段履くスニーカーにもスプレーしておくと、泥や水を跳ねてくれるので便利です。スプレー成分は吸うと身体によくないため、子どもが近くにいないことを確かめてから室外で行いましょう。


使用後は広げて乾かしておく

忙しいとついそのままにしてしまいがちではありますが、広げられるものはしっかり広げて乾かしておくと錆やカビを防ぐことができます。

傘は振り回して壊してしまう子が多いため、広げることで壊れていないかの確認にもなります。


見やすい位置に名前を書く

紛失や取り違えを防ぐため、忘れず書いておきましょう。

お名前キーホルダーやタグのようなものがついている場合もありますが、それが取れてしまうと誰のものかわからなくなってしまうので、レイングッズ本体にも名前を書いておくとよいでしょう。

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念のため本人に「これでいい?」と聞いたところ「これはイヤ!」と言われびっくり。それ以来、


子どもの身の回りのものを買うときにはできる限り本人に確認してから買っています。


男の子なので電車や恐竜などがついていれば喜んでくれることが多いのですが、シンプルなものだと「違う色がよかった」と言われることも。

通販で買うときにはカタログ写真を事前に見てもらい、本人の意思を尊重したことで、喜んで使用してくれるようになりました。

慎重に選んで不快な梅雨時期も快適に過ごそう

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大人でも梅雨時期は不快なものです。レイングッズが使いづらいと、子どももきっと気分がいいとは言えないはず。

また、見た目でパッと決めてしまうと、買い直す手間が増えてしまいます。ポイントを押さえながら、デザイン・機能の両面を、慎重に


子どもの目線に立って選んであげるとよいのではないでしょうか。


雨の多い時期、親子で快適に過ごせるよう準備しておきたいものですね。

2017.06.08

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