男の子に五月人形の鎧兜を用意したいとき。飾る意味や飾り方とは?

飾るときに意識したことや処分の仕方

男の子に五月人形の鎧兜を用意したいとき。飾る意味や飾り方とは?

男の子が生まれ、初節句に五月人形に鎧兜を用意したいと考えているママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、五月人形を飾る意味や飾り方の他、処分の仕方などについて、体験談を交えてご紹介します。

五月人形を飾る意味とは

鎧や兜などの五月人形には、どのような意味があるのか気になるママやパパもいるかもしれません。

五月人形は、男の子が力強く立派に成長して欲しいという意味や、病気や事故などから子どもを守ってくれるお守りとしての意味から、飾られるようになったそうです。

五月人形には、神様に守ってもらえるよう目印として屋外に飾る鯉のぼりや武者絵の旗などの外飾りと、成長を願って屋内に飾る鎧や兜などの内飾りがあるようです。

そこで今回は、五月人形の内飾りについて、体験談とともにお伝えします。

五月人形を選ぶポイント

男の子が誕生し、五月人形の購入を考えているママやパパもいるかもしれません。ママやパパたちは、どのようなことをポイントに五月人形を選んでいるのでしょう。


種類

30代ママ
30代ママ

初節句のとき息子に兜をかぶらせてあげたかったので、着用兜を探しました。探しているうちに兜の飾り台が収納箱になる兜を見つけ、収納場所も困らない収納飾りタイプを選びました。

40代パパ
40代パパ

私の好きな武将の鎧を模した、豪華で迫力がある印象の鎧兜が欲しいと思っています。収納やお手入れのしやすさを考えて、ケース入りの鎧兜を中心に探しています。

鎧兜や兜飾りには、収納箱が飾り台になる収納飾りやケース入り飾りなどさまざまな飾り方があるようです。他にも、人形に鎧着を着せた武者人形など、五月人形にはさまざまなタイプがあり、それぞれの種類の意味や飾り方を調べてから決めたというママの声もありました。

好きな武将やゆかりのある武将がいるママやパパもいるかもしれませんが、それぞれの由来や人形に込められた意味を調べてみると、欲しいタイプが見つけやすいかもしれません。


予算

お財布
IB Photography/Shutterstock.com
30代パパ
30代パパ

男の子には1人1体の五月人形を用意すると聞いたことがあったので、下の子が生まれたときも五月人形を買うことにしました。兄弟で差がないように、上の子の鎧兜と同じくらいの予算で選ぶようにしました。

予算を決めて五月人形を選んだというパパもいるようです。五月人形は、大きさや種類によって価格が異なるようなので、あらかじめ予算を決めておくと選びやすいかもしれません。


飾る場所

30代ママ
30代ママ

初節句にあわせ、鎧兜の五月人形を私の父が購入してくれることになりました。自宅の床の間に大きいものを飾って欲しいという父の願いから、大きめの鎧兜を選びました。

20代パパ
20代パパ

現在アパートに住んでいるので、今ある棚に飾れる小さめのものを選びたいと思いました。背景の屏風に虎や龍が描かれているので、小さめの鎧兜でも存在感があります。

床の間や棚の大きさなど飾る場所にあわせて、五月人形を選んだという家庭もあるようです。ママのなかには、兄弟分飾ることを考えた大きさにしたという声もありました。

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五月人形の飾り方で意識したいこと

五月人形の飾り方がわからないと感じている方もいるのではないでしょうか。ママやパパたちが、五月人形の飾り方で意識していることを聞いてみました。


日光や空調が当たらない場所

30代ママ
30代ママ

変色や色あせを防ぐため、直射日光や空調が直接当たらない場所に飾るようにしています。息子が1歳のときはアパートに住んでいて、気になるものは触りたい時期のようだったので、手の届かない少し高い位置に飾っていました。

五月人形は日光や空調が直接当たると、変色や色あせすることがあるようです。他にも、五月人形は湿気に弱いと聞いたことがあったため、水回りや玄関は避けて風通しのよい場所に飾ったというママの声もありました。


家族が集まる場所

家族
szefei/Shutterstock.com
40代ママ
40代ママ

マンションに住んでいて鎧兜を飾れるような床の間がなかったので、飾り方に迷っていました。家族全員が頻繁に集まるリビングがよいのではないかと祖父母にアドバイスをもらい、わが家では毎年リビングに飾っています。

リビングに飾るなど、家族が頻繁に集まる場所を考えて飾っている家庭もあるようです。パパのなかからは、家族の視界に入りやすい場所を考え、テレビ台の横に飾ったという声も聞かれました。

五月人形の処分の仕方

子どもの成長や引っ越しに伴い、五月人形の処分をする場合もあるかもしれません。五月人形はどのように処分したらよいか、ママやパパに聞いてみました。


供養する

40代パパ
40代パパ

息子が生まれたことを機に、五月人形を手放すことにしました。自分で処分をすることになかなか踏みきれなかったので、人形供養をしている県内の神社にお願いしました。

神社や寺院での供養の他にも、日本の人形協会に持参して供養をした家庭もあるようです。なかには、五月人形に白い布をかぶせ塩で清めてから感謝の気持ちを伝えて、自分で供養したという家庭もありました。


誰かに譲る

30代ママ
30代ママ

友だちに五月人形の処分の仕方を相談すると、知りあいに鎧兜をアートとして楽しんでいる外国の方がいると聞きました。連絡を取ってもらい、後日その方に譲ることになりました。

20代ママ
20代ママ

引っ越しをするタイミングで兜飾りを手放そうと思いましたが、処分してしまうのはもったいないと感じていました。譲り先を探していると、ボランティア団体を通して施設に寄付できることになりました。

五月人形のコレクターやボランティア団体など、必要としている方に譲ったケースもあるようです。他にも、ネットオークションやリサイクルショップなどで譲り手を探したというママの声も聞かれました。

処分の方法はさまざまあり、処分の仕方や費用が異なることが気になる方もいるようです。修理やリサイズをして残したというママの声もありました。家庭の考えや状況にあった方法で処分できるとよいかもしれませんね。

家庭にあった五月人形を飾ろう

家族
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五月人形を飾る意味には、男の子の健やかな成長と災厄から守ってもらうようにという願いが込められているようです。初節句に鎧兜を用意したいと考えているママやパパからは、人形に込められた願いの他に、予算や飾る場所を考えて購入したという声もありました。

やむを得ず処分をするときは、供養したり必要な方に譲ったりと、家庭の考えや状況にあった手放し方を見つけるとよいかもしれません。

日光や空調が当たらない場所など飾り方を考慮し、子どもの健やかな成長を祈りながら、長く大切に楽しめるとよいですね。

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2020.01.21

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