「魔の2歳児」育児でイライラしてしまって疲れる…ママたちの対処法

「魔の2歳児」育児でイライラしてしまって疲れる…ママたちの対処法

子どもが2歳の「イヤイヤ期」と呼ばれる時期は毎日の育児で疲れてしまい、ついイライラしてしまうママが多いのではないでしょうか。他のママがどんなことでイライラしてしまうのか、またそれをどのように乗り越えたかの体験談を集めてみました。

子どもはかわいいはずだけど…

楽しいはずの子どもとの時間。なのに疲れてしまって「もう限界…」と感じてしまうこと、ありませんか?筆者は、息子が2歳の頃、毎日そんな風に感じていました。それは


ぜんぶ自分ひとりで抱えてしまって、他の人と育児の経験を共有する機会が少ない


というのも原因のひとつなのかな、と振り返ってみて思います。

そこで今回の記事では、2歳児のママがついライラしてしまった体験を共有し、さらにその解決策について考えてみます。

どんな時にイライラしたか

2歳児は、やっと「赤ちゃん」ではなくなったものの、まだまだ幼い子ども。…ということは頭でわかっていても、ついイライラしてしまうのはどんな時なんでしょうか。


いつまでも遊びたがる

芝生だらけの男の子
©  tatsushi – Fotolia

子どもと一緒に公園に行って「そろそろ帰ろうか」と声をかけても、いつもなかなか帰ろうとしませんでした。

それだけでなく、泣いたりぐずったりし始めて…。早く帰って食事の支度をしたいのに。おなかがすいて余計にイライラが募り、我慢の限界を超えてしまいました。(30代・2児のママ)


お風呂に入るのを嫌がって

一緒にお風呂に入ろうとして声をかけても、なかなか動いてくれなくて、ついイライラ。

待ちきれなくて先に入っても来てくれないので、結局一度お風呂から出て迎えに行くことも。それでも入ってくれない日もありました。(40代・1児のママ)


なんでも「イヤイヤ」な状態

テーブルに食事を並べていただきますをしようとすると、「食べたくない」と子どもが言い出して…。これは?あれは?ときいてみても、すべてに対してイヤイヤと首を横に振り続けて


どうしようもない状態になりました。


こちらが妥協策を出しても、それを頑なに拒否されると、相手が子どもだとわかっていてもさすがにイラっとしてしまいます。(30代・1児のママ)


なかなか寝てくれない

夜にどうしても済ませたい用事があったのでその日はお昼寝の時間を短くして、夜に早く寝かせようとしました。が、そういう日に限ってなかなか寝なくて、つい「早く寝なさい」とイライラして言ってしまいました。

大人の都合だとわかっていますが、日中に自分の時間がないのでなにもできなくて…。叱った後にいつも自己嫌悪でした。(30代・2児のママ)

こちらの記事も読まれています

イライラの対処法

イライラを対処するために、ママたちは限られた時間の中でどんなことをしているのでしょうか。体験談を集めてみました。


誰かに話す

身近な人と話すだけで気持ちがすっきりすることもあるようです。


・夜、夫とお酒を飲みながらその日のできごとを話す

・実家の母に電話する

・公園で会ったママ友に、子どもが遊んでいるあいだにちょっと相談する


など、話している内に冷静になれたり、愚痴を言っていると子どもがかわいそうになってイライラがおさまったりすることもありますよね。


ひとりでなんとかする

子育てをしていると、まわりに話す人がいないことも多いですよね。そんな時の対処法をきいてみました。


・しばらく1人で部屋に閉じこもる

・ヘッドフォンをして大音量で好きな音楽を聴く

・シャワーを浴びて心身ともにスッキリさせる


ほんの少しでも自分ひとりの時間ができると、だんだん気持ちが落ち着いてくるようです。

「こうしたらよかった」と思うことは?

2歳児育児を乗り越えたママたちが、イライラしてしまった時を振り返って、「もっとこうしたらよかった」と感じるのはどんなことなのでしょうか。


いつも疲れていて…

1歳から保育園に預けていたため、なかなか一緒にいる時間が取れなくて、もしかしたら寂しい思いをさせたのかもしれません。

仕事から帰って子どもが寄ってきても、疲れていてあまり遊んであげられなかったような気がします。今は、


もっとたくさん遊んであげればよかったかな


と思います。(40代・1児のママ)


下の子が生まれた

子どもが2歳の時、ちょうど下の子が生まれたばかりで私自身に余裕がなかったのもイライラの原因だったかもしれません。


もう少し気持ちにゆとりをもって優しくしてあげたらよかったのかも…。


下の子を短時間でもいいから誰かに預けて、長男だけを見てあげる時間を持てたらよかったかな、と少し後悔しています。(30代・2児のママ)


感情で怒ってしまった

子どもが言葉をまだちゃんと理解しきれていないのに、それに対して自分が言葉でなんとかしようとしてしまったように感じています。


もっと子どもの立場になって考えてあげたらよかった


と思います。(30代・1児のママ)

完璧なママじゃなくていい

画像

2歳児の子育てはついイライラしてしまい、ママにとっていちばん疲れる時期なのかもしれません。でも


「当時に比べたらずいぶん今は楽になった」


と、2歳児育児を振り返ったママ全員が口をそろえて言っていたのが印象的でした。

この時期はイライラしてしまうのは仕方ないことかもしれません。それをどう乗り切るかはそれぞれのママ次第だと思います。

2017.04.27

家族カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【KIDSNA STYLE】一緒に盛り上げてくれるアンバサダーを大募集

KIDSNA STYLEと一緒に、全てのママへ素敵な子育て情報を届けよう!KIDSNAアンバサダーに登録された方には限定プレゼント、記事出演やイベントを通じたアンバサダー同士の交流会をご用意しております。限られた子育て期間を、素敵にアップデートしてみませんか。