1歳児向けの鮭の簡単アレンジレシピ

おいしく作るポイントや冷凍・解凍のコツ

1歳児向けの鮭の簡単アレンジレシピ

1歳児に鮭を与えたいときに、ふっくら焼き上げる方法や、おにぎりなどの定番メニュー以外のレシピを知りたいママもいるかもしれません。鮭は手頃で入手しやすいので離乳食や幼児食に重宝しそうですよね。1歳頃の食事に使う鮭についておいしく調理するポイントや冷凍・解凍のコツ、簡単アレンジレシピをご紹介します。

1歳児の食事とは

子どもが1歳の頃は、離乳食完了期や幼児食期にあたる時期です。

 

離乳食完了期は、形のあるものを噛みつぶせるようになり、1日3回食へ進む時期になります。幼児食に移行してからは、大人と同じものを食べる練習をする時期となるでしょう。

 

子どもが食べやすいよう薄味にして脂質を控えたり、栄養バランスを考えて調理できるとよいですね。

 

子どもが食事を楽しめるように料理の彩りをよくしたり、手づかみ食べやスプーンとフォークを使いやすい形状にするというママの声もありました。

出典:授乳・離乳の支援ガイドp31/厚生労働省

1歳児向けに鮭をおいしく調理するポイント

鮭
hlphoto/Shutterstock.com

鮭はご飯とよく合い、おにぎりの具としてもよく使われる食材で、食べ慣れている子どもも多いのではないでしょうか。定番食材だからこそ、おいしく食べ飽きない工夫をすることは大切かもしれません。

1歳の子どもに与える鮭をおいしく調理するポイントについてママたちに聞いてみました。


料理に合った種類の鮭を選ぶ

30代ママ
30代ママ

娘が1歳頃に鮭おにぎりを作るときは、食べ応えのあるハラスや、あらかじめ塩味がついている塩鮭を選びました。鮭のムニエルにするときは、塩分が調整できる刺身用の鮭を使いました。

塩鮭は塩味がついているので、おにぎりやお茶漬け、朝ごはんのおかずとして手軽に食べたいときに便利でしょう。塩分が気になるときは、使う量を少なくするか、薄い塩水につけて塩抜きするとよいでしょう。

生鮭は、塩味がなく自分で塩加減を調整しやすいので離乳食や幼児食向きかもしれません。


鮭と相性のよい食材や調味料を使う

30代ママ
30代ママ

子どもが1歳のときに、鮭のホイル焼きを作ったことがあります。ホイル焼きで鮭と野菜をいっしょに調理すると旨味が増すので、子どももよく食べていました。鮭は味噌やマヨネーズとも相性がよいと思います。

鮭は味噌、しょう油のような和食の味つけはもちろん、マヨネーズやタルタルソースなど洋食の味つけにもよく合いそうですね。


鮭をふっくらさせる

30代ママ
30代ママ

鮭の身がかたいと、1歳の子どもが食べないことがあったので、ふっくら仕上がるように鮭に料理酒をふりかけてから焼きました。

料理酒をかけて鮭をふっくらさせたというママの声がありました。食感が変わるだけで、子どもが食べるようになることもあるかもしれませんね。

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鮭を冷凍・解凍するときのコツ

鮭の切り身を使い切れずに冷凍保存することもあるでしょう。鮭の切り身を冷凍するときは、キッチンペーパーで余分な水分を取り、ラップで包んで保存バッグに入れるとよいかもしれません。

調理した鮭を冷凍するときは、水分を飛ばし粗熱を取ってから保存しましょう。

また、鮭を冷凍したまま焼くと、表面だけ焦げて中まで火が通らないこともあるかもしれません。使う前日から冷蔵庫へ移しておき、指で押して身がへこむ程度まで自然解凍させておくと使いやすいでしょう。

時間がないときは、短めの加熱時間に設定した電子レンジで、様子を見ながら加熱して解凍してもよいかもしれません。解凍で出た水分には臭みがあるのでしっかり拭き取りましょう。

1歳頃に食べられる鮭の簡単アレンジレシピ

子どもが1歳頃に食べられる、鮭の簡単アレンジレシピを3つご紹介します。


鮭と野菜の甘口シチュー

シチュー
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<材料>

生鮭の切り身1切れ、にんじん1/2本、ほうれん草適量、玉ねぎ1/3個、バター小さじ1、顆粒コンソメ少々、片栗粉大さじ1、牛乳100ml、水200ml

<作り方>


  1. 鮭の皮や骨を取り塩を軽く振る
  2. 1と野菜を食べやすい大きさに切る
  3. 鍋にバターを熱し、2を炒め水を加えて中火で煮る
  4. 3に顆粒コンソメ、牛乳、片栗粉を加え、混ぜながら加熱してとろみがついたら完成

にんじんや玉ねぎの甘みで、1歳の子どもが好きな甘口のシチューになりそうですね。鮭の塩気ともよく合うでしょう。


じゃがいもと鮭のホイル焼き

<材料>

生鮭の切り身1~2切れ、じゃがいも1個、玉ねぎ1個、キャベツ1/4個、バター大さじ1、しょう油小さじ2、アルミホイル30cm程、サラダ油適量

<作り方>


  1. 鮭の切り身に塩をふる
  2. 皮をむいたじゃがいも、玉ねぎ、キャベツを食べやすい大きさに切る
  3. サラダ油を塗ったホイルの中央に、鮭を皮を下にして置く
  4. 3の周りに2やバターを添え、しょう油をかけて、隙間ができないようにホイルを包む
  5. フライパンに4をのせ、蓋をして10分程火にかける
  6. ホイルを開いて火が通っているのを確認したら、取り出し器にのせて完成

鮭やじゃがいも、バターが入っていて食べ応えがあるメニューなので、1歳の子どもとキャンプへ行ったときにアウトドアで作ってもよさそうですね。


鮭フレークを使った鮭チャーハン

<材料>

鮭フレーク適量、にんじん1/2本、レタス2~3枚、卵1個、ご飯1~2杯、しょう油少々

<作り方>


  1. 皮をむいたにんじんとレタスを食べやすい大きさに切る
  2. フライパンに油を熱し、1と塩抜きした鮭フレークを炒める
  3. 野菜に火が通ったら、溶き卵とご飯を加え炒める
  4. 3にしょうゆを加えて炒め、器に盛り完成

鮭フレークはふりかけるだけで使えて、忙しいときに便利ですよね。味つけされているものが多いので、塩抜きしたり、他の調味料を少なくするなどして、1歳の子どもが塩分をとりすぎないよう気をつけましょう。

鮭フレークに熱湯を注いで5分程置いたり、耐熱容器に鮭フレークと水を入れ電子レンジで加熱したりすると塩抜きできるようです。

1歳の子どもの食事に鮭を使ってみよう

子ども
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ママたちの体験談をまじえながら、子どもが1歳頃に使う鮭について、おいしく調理するポイントや冷凍・解凍するときのポイント、簡単アレンジレシピなどをご紹介しました。

鮭は季節を問わず購入でき、さまざまな食材と合わせやすいので、離乳食や幼児食、お弁当のおかずとしても使いやすそうですね。今回ご紹介した、甘口シチューや鮭のホイル焼き、鮭チャーハンのレシピを献立の参考にしてみてはいかがでしょうか。

1歳の子どもの食事に鮭を取り入れて、子どもが積極的に食事を楽しめるとよいですね。

※記事内で使用している参照内容は、2020年1月24日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食・幼児食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2020.03.09

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