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【取材】産休育休後96%の復帰率。ママが安心して長く働ける制度とは

【取材】産休育休後96%の復帰率。ママが安心して長く働ける制度とは

株式会社サイバーエージェント

2018年02月05日

働くママにとって、子育てと仕事の両立は大変なことも多いですよね。近年、女性のワークライフバランスにかかわる働き方や妊活支援、保活など、さまざまなニーズに対してサポートする取り組みを始める企業も多いようです。そこで今回は、そんな企業のひとつをKIDSNA編集部が取材レポートします。

macalon(マカロン)パッケージとは?

サイバーエージェントでは、女性活躍躍進制度として、「macalon(マカロン)パッケージ」という福利厚生制度が導入されています。
macalon(マカロン)パッケージには、「妊活休暇」や「キッズデイ在宅」など、ママ社員や女性社員の不安を解消し、女性が長く活躍していくための取り組みが制度化されています。

女性の長期的な活躍を目指して

2014年春ごろ、妊活や女性を活躍させるということが世の中でも注目されていたことなどから、macalon(マカロン)パッケージは制度化されました。

人事本部労務グループ/田村有樹子さん

「サポートするという姿勢だけでなく、『ママ(mama)がサイバーエージェント(CA)で長く(long)働く』という意味を持たせ、制度を通して会社からのメッセージが伝わるように意識して名前をつけました」(田村さん)

産休育休後の復帰96%

サイバーエージェントは、女性社員の産休育休後の復帰率がほぼ100%だそうです。

高い復帰率の理由は、復帰してからの配置部署は、産休育休前の配置にかかわらず、本人の希望と部署のニーズが合うところに再配置されたり、30分単位で出社時間や退勤時間の変更が可能など、それぞれのママに合った働き方が選択できるからかもしれません。

広報シニアマネージャー/上村嗣美さん

「macalon(マカロン)パッケージができてから3年弱で100名だったママ社員が150人ほどになりました。2人目、3人目のお子さんを出産するママ社員も多く、今年は初の4人目のお子さんを妊娠された方もいます」(上村さん)

人によって異なる仕事や生活のビジョンに対応して、復帰前のヒアリングや復帰してからも面接などで今の勤務状態や感じていることなどを伝える機会が設けられています。

女性の不安や悩みに寄り添う制度

安心につながる「エフ休暇」「妊活休暇」「妊活コンシェル」

「社内では、妊活に対して何から始めればよいか、将来のために何をしておくべきなのか、どこに相談すればよいかわからず、不安を抱える女性社員もいました」(田村さん)

制度化することは、相談する場所が分かったり、相談してもよい雰囲気になることが重要だそうです。

また、妊活による休暇や生理痛などの女性特有の体調不良での休暇は、男性上司に言いにくく、取りずづらさもあります。「エフ休暇」とすることで、理由を説明せずに済み、休暇が取りやすくなったようです。

子どもの行事時に休める「キッズデイ休暇」と子どもの看護時に使用できる「キッズ在宅」

以前からママ社員からの要望があって制度化されたのがこの制度です。「キッズデイ休暇」は終日休暇ではなく、あえて半休にしたことで、ママ社員はもちろんのこと、パパ社員にも多く利用されています。

「実際に仕事復帰する前は、子どもの体調不良などで呼び出しが多いと予定が読みづらく、仕事ができずに焦りを感じるのではと思っていました」(上村さん)

しかし、実際に復帰してみたら、キッズ在宅を利用することによって家で仕事ができ、子どもの様子を見ながら自分のペースで仕事ができるようになっているそうです。

仕事と子育ての問題に対応した新制度

働きたいときに復帰するための「認可外保育園補助」

「保育園に入れず、働くことができないママたちがいることが社会的に大きな話題となりました。
わが社でも育休を延長して認可保育園を探しても、入園できずに仕事に復帰できなかったというケースが初めて出たことなどから、高額な認可外保育園の保育料と認可保育園の保育料の差額を会社が負担するという新制度導入に踏み切りました」(田村さん)

制度ができた2016年6月から翌年3月までの期間で、制度を利用した10人のママ社員のうち9人が次の4月には保育園に入園することができたようです。

「この制度がなかったら、早期復帰や4月の入園もあきらめなければいけないかもしれなかった、というママ社員の声も聞いています」(田村さん)

ママ同士の情報共有に「おちか区ランチ」「ママ報」

「保活に関して何から始めればよいのか、さらには地域によって違う情報や新設園の情報などは、実際に保活をしてきたママたちが一番よく知っています」(上村さん)

おちか区ランチやママ報は、保活中や子育て中のママ社員の方の情報をシェアする機会になっています。また、ママ報を担当するママ社員の方々にとって、編集や企画立てなど、制作しながら情報共有をしたり、コミュニケーションの場になっているようです。

ママ社員だけでなく、パパ社員やマネジメント層の独身男性社員も、ママ報を見て「ママってこんなに大変なんだ」と感じているという声もあるようです。

自然体で働き続けられる

「女性の働き方の形としていろいろある中で、自分に合った働き方を選択すること、自然体で働き続けることを後押しされるような制度だと感じています」(上村さん)

子育てをしながら仕事をしていると「このまま働き続けていいのかな?」と思うこともありますよね。「長く働き続けてほしい」という会社からのメッセージを受け取ることで、安心して仕事に向き合えるようになったそうです。

会社の思いが働く活力に

女性が安心できる仕組みを制度化することは、その制度を利用することだけが目的ではなく、「働き続けてもいい」という会社のメッセージを伝えるのも目的の一つのようでした。

「ママ報に掲載された社長や副社長のメッセージに感動したり、感謝する気持ちになりました」

というエピソードからも、会社の思いを受けとることは、女性が仕事と子育ての両立のためのモチベーションにつながっているようです。

会社からママへ、そしてママからこれからさまざまなライフスタイルを選択していく女性社員へ、思いがつながれていくことで、女性が働き続けられる環境は作られていくのですね。

株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェント

サイバーエージェントは、インターネット広告会社からスタートし、「Ameba」をはじめとするメディア事業、投資育成事業、ゲーム事業と、インターネット領域にて環境変化に柔軟に対応しながら、拡大を続けてきました。

近年では、定額制音楽配信サービス「AWA」やインターネットテレビ局「AbemaTV」を開始し、幅広い利用者からの支持を得ています。

新たな事業柱として注力中のマッチングサービスや、仮想通貨関連事業の開始など、今後も新たな事業への投資を積極的に行うとともに、今年3月に迎えた会社設立20年を通過点ととらえ、さらなる成長を目指しています。

会社名

株式会社サイバーエージェント

資本金

7,203百万円

代表者

藤田 晋

従業員数

1509人

事業内容

メディア事業
インターネット広告事業
ゲーム事業
投資育成事業

所在地

東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号

ウェブサイト

https://www.cyberagent.co.jp