女性の生命保険の選び方

加入の必要性や貯蓄性、積立型などの種類

女性の生命保険の選び方

妊娠、出産を機に生命保険への加入や見直しを考える女性もいるのではないでしょうか。教育資金も気になりますが、貯蓄や自分自身の病気、入院に対しても備えておきたいものです。女性の生命保険の選び方、積立型などの違い、加入が必要かなどについてママたちの体験談を含めご紹介します。

生命保険は加入してる?

バルコニーに立っている女性
iStock.com/kohei_hara

出産を経験し親としての責任を感じ始めると、お金への意識も高くなりますよね。これから必要となる子どもの教育資金はもちろん、将来的な貯蓄や万が一に対する備えが気になる女性も多いのではないでしょうか。

備えとして生命保険への加入を考える一方、本当に必要なのかも知りたいところです。実際にママたちは加入しているのか、加入している場合、何をきっかけに検討したのでしょうか。


保険に加入している

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「出産時に切迫早産で入院した際、母が加入してくれていた生命保険で入院費を補え、とても助かりました。それを機に自分でも保険に加入しました」(30代1児ママ)

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「もともと加入していた生命保険の保険料が低かったので、結婚を機に見直し、安心のためにも追加で加入しました」(30代1児ママ)

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「がんを患っている親類が多かったことや子どもの教育資金準備のために、出産後自分の誕生日直前に複数の保険に加入しました」(30代1児ママ)

実際に保険金の支払いを受けたことがあると、その必要性を実感できるのかもしれません。結婚や出産などライフスタイルの変化が加入のきっかけとなる女性も多いようです。

年齢を重ねるごとに保険料が高くなることを考え、子どもや自分の誕生日前に急いで加入したママもいました。


保険に加入していない

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「今まで必要性を感じていなかったため、加入していません。出産後、加入しようか考え始めました」(30代1児ママ)

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「入った方がいいと思いながらも、詳細を調べたり紹介窓口に行く時間がつくれず、加入しないまま今に至ります」(30代2児ママ)

健康に過ごしていたため必要性を感じていなかったママも、出産を機に子どものため、家族のために加入を検討し始める場合は多いようです。

また、自分に合う保険の選び方がわからない、調べる時間をつくれない、といった声も聞かれました。

女性の生命保険はどのような選び方をすればよいのでしょうか。まずは保険の種類について調べてみました。

保険の種類にはどんなものがある?

書類を書く人
iStock.com/fizkes

ライフスタイルや家族構成の変化、年齢などによって、自分に最適な保険は変わってくるようです。まずはどのような種類の保険があるのかを理解し、今、自分や家族に必要な保険を確認していきましょう。


病気、入院などに対する備え

ママが入院となったとき、家族への経済的負担を少しでも軽減できる備えとして挙げられるのが医療保険でしょう。手術費や入院費、入院後の通院まで補償するもの、先進医療や女性特有の病気を含むものなど、さまざまな種類があるようです。

ママが働いている場合、病気やケガなどで働けない間、治癒までの一定期間の所得を補償する疾病保険という保険もあるようです。ママの収入が家計の一部を支えている場合は特に、心強い保険かもしれません。


貯蓄性のある保険

貯蓄性のある保険は万が一に備えながら貯蓄としても用いることができる保険として、将来的な資金づくりのために加入する家庭も多いようです。

学資保険こども保険、自身の老後の生活費などに備えた個人年金保険、万が一亡くなったときや重い障害を抱えてしまったときのための終身保険などがこれに当たるようです。

そのほかにも、介護が必要となったときに受け取れる介護保険や、保険会社が保険料を株式や債券などで運用する変額保険、保険料を外貨で運用する外貨建て保険などの資産運用のための生命保険もあるようです。

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掛け捨て型と積立型の違い

保険を選ぶとき、掛け捨て型と積立型、どちらを選ぶか悩むママもいるようです。

掛け捨て型は満期時や解約時に支払った保険料がほとんど戻ってこないため、損をする印象を持ちがちですが、安い保険料で必要な保障を受けられる、見直しがしやすいなどの特徴があるようです。

積立型は、満期や更新時、中途解約時にお金が戻ってくるため、例えば積立型の医療保険に加入していたにも関わらず病気やケガをしなかった場合でも、無駄になりにくい保険タイプのようです。ただし、毎月の保険料が積立型は高額だったり、契約条件によっては中途解約が損になってしまう場合もあるようです。

複数の保険への加入を考えている場合、例えば医療保険は掛け捨て型、教育費は積立型など、保険の種類によって使い分けられるとよさそうですね。

また、途中解約や万が一被保険者が途中で亡くなった場合などの返戻率は保険の種類、掛け捨てまたは積立のタイプ別によっても異なるようなので、加入前にシミュレーションを行い選び方の参考にしてみるのもよいでしょう。

生命保険加入に関する体験談

ママたちは実際、どのような保険に入っているのでしょうか。選び方や加入してよかったと感じられた体験談を聞きました。


加入した保険の種類と選び方

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「がんと先進医療がついた終身医療保険、子どものケガに対する補償がついた学資保険、個人年金保険、女性特有の病気に対する医療保険に加入しています。

死亡保険金額は低くても通院、入院、手術時の保険金が高額療養費の自己負担金額より多くでるもの、数年ごとに生存給付金が支給されるものを選び加入しました」

(30代1児ママ)

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「終身医療保険、終身保険、がん保険、収入保障保険に加入しています。

家系的にがん保険には入った方がよいと思っていたし、働いているので、何かあったときのために収入保障のある保険を選びました」

(30代1児ママ)

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「終身医療保険、がん保険、変額保険、外貨建て保険に加入しています。

学資保険に加入しようと思ったタイミングで主人も私も病院にかかっており、入れる学資保険がなかったため、貯蓄の意味も含めて資産運用型の保険を選びました。リスクもある分、しっかりシミュレーションをして決めました」

(30代1児ママ)

保険に加入してよかったと実感した体験談

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「今後、病気や入院などで長期仕事ができなくなったり、収入に影響するリスクを少しでも払拭できると思うと、それだけで安心できます」(30代1児ママ)

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「入院後の通院保障もある医療保険に加入していたので、入院した際、入院費にプラスして半年間の通院まで補償されとても助かりました」(30代1児ママ)

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「出産が緊急帝王切開となったため、出産のための入院が保険金支給対象となりました。出産準備でお金がかかっていた時期だったこともあり、思いがけず保険金が受け取れてよかったです」(30代1児ママ)

自分の万が一に備えた保険のほか、貯蓄性があったり収入に対する保障のある保険など、複数の生命保険に加入しているママが多くいました。そのほとんどのママが、備えがあることに対する安心感を感じているようです。

自分に合った生命保険を選ぼう

作業をする女性
iStock.com/kohei_hara

ママは自分のことをつい後回しにしてしまいがちですが、家族のためにも自分の万が一に備えたいものです。実際、出産や入院を機に保険の必要性を感じ、複数の保険に加入する女性は多いようです。

現在ではたくさんの種類の生命保険があるため選び方に迷う場合もあるでしょう。掛け捨て型か、貯蓄性のある積立型かなど、タイプもさまざまあるようです。自分だけで選び方を決められないときは、シミュレーションを試してみたり、プロに相談するのもよいかもしれません。

子どもや自分、家族の将来のためにも、自分にあった生命保険を探してみてはいかがでしょうか。

2019.05.16

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