仕事と子育ての両立。家事バランスのコツやできないときの対処法

仕事と子育ての両立。家事バランスのコツやできないときの対処法

多くの働くママが直面する仕事と子育て、家事の両立。特に仕事を始めたばかりのママはペースをつかむまで、両立できないことに疲れたと嘆いてしまったり、ストレスが溜まったりするのではないでしょうか。今回は、無理なく両立させるにはどうすればいいのかご紹介します。

仕事と子育ての両立が大変な理由

疲れた時やストレスを感じた時など、仕事と子育ての両立について「もう無理かも」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
まずは両立ができないと感じるのがどんな時なのかについてママたちに聞いてみました。


とにかく時間がない

時計を見るママ
iStock.com/Yagi-Studio

フルタイムで働く多くのママが、時間がないと感じているようです。1日24時間という限られた時間の中で、仕事と家事、そして育児を完璧にこなすのは無理があるのかもしれませんよね。

時間が足りないことで、家事がおろそかになったり、十分に子どもと向き合う時間が確保できなかったりと、悩むママもいるようです。また、完璧を求めれば求めるほど、疲れた、時間が足りないと感じることがあるのかもしれません。


思わずイライラしてしまう

仕事で責任あるポジションや課題を任せられると、仕事中だけでなく、家にいる時間も気が張ってしまうママもいるのではないでしょうか。そんなときに、子どもが粗相をしたり、ママの気を引きたくて甘えるということも珍しいことではありません。

子どもにとって悪気はなくても、忙しいママが疲れた夜などはついイライラしてしまうこともあるでしょう。また、自分の時間が減ることで、うまくストレスが発散できず、イライラしてしまうこともあるかもしれません。


目が離せない

元気な子ども
© milatas – Fotolia

文部科学省の文献によると、幼少期の子どもは動き回ることで体を育むという側面もあるようです。元気なことは、ママにとってもうれしいことですが、小さな子どもの場合は特に目を放すことができないため、ママが付きっきりになってしまい、動きに付いていくだけで疲れたと感じてしまうときもあるようです。

出典元:「幼児期運動指針」 2幼児期における運動の意義(2)健康的な身体の育成より/文部科学省

仕事と子育ての両立のコツ

仕事と子育てを無理なく両立させるには、時間をつくることが必要不可欠です。そのためのコツを見てみましょう。


スケジュール管理

朝起きてから、仕事中、帰宅して就寝するまでの一日の流れを書き出してみましょう。どの作業にどれだけ時間がかかるか把握することができれば、逆に時間が作れるポイントが見つかるかもしれません。

また、1週間の家事のスケジュールを立てるのもいいでしょう。例えば、カレンダーにゴミ出しの日を書き込むだけでも充分です。きっちりとしたスケジュール管理が難しいママも、忙しくて忘れてしまいがちなことをメモ程度でも残しておくだけで、家事のボリュームが見えてくるので、管理がしやすいのではないでしょうか。


家事の時短をする

今やらなくてもいい家事は、多少手を抜く、明日に回すなどすることで時短になります。洗濯を2日分まとめたり、掃除は汚れが目立つところをメインにしたり、さまざまな時短方法を試してみましょう。

家事の時間を10分短縮できるだけで、ゆっくりお茶を飲んだり、テレビを見たりとリラックスできる時間に充てられるため、気持ちに余裕を持つこともできます。


パパに相談をする

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iStock.com/Yagi-Studio

まず、一番身近な人に協力を仰ぐのも有効な手段です。パパも忙しい場合、すぐには協力が得られないかもしれませんが、まずは相談することが大切ではないでしょうか。話すことで、気持ちが楽になったり、手抜き家事だと思われていたことも、理解を得ることができたりするかもしれません。

また、手伝いたいけど何をしたらいいのか分からないというパパも、具体的に相談を受けると、手伝いやすくなることもあるでしょう。

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家事の時短のコツ

家事にかかる時間を減らすためには、ちょっとした工夫が必要かもしれません。時短のコツを2点挙げてみたので参考にしていただけたらと思います。


時短家電を使う

最近では、調理時間を短縮できる家電も多く販売されています。火を使わず、炒めたり、煮たり、蒸したりとさまざまな機能が付いた調理家電は、1台持っておくと便利です。火を使わないため調理しながら他の家事を済ませることができ、時短につながります。

さらに、調理家電自体にレシピが内蔵されているものもあり、レシピ本を毎回広げる手間がないため、時短が可能です。また、お掃除ロボットを家事の時短に利用するママもいるようです。掃除機がけは時間がかかる上に、家事の中でも意外と重労働ですが、その点お掃除ロボットはスイッチを押すだけで自動で掃除を済ませてくれるため、忙しいママの味方と言えるでしょう。

小さい子どもがいる家などは、外出中に済ませてしまえば、安全面を考慮する必要もありません。


収納を工夫する

家の中が散らかっていると、片づけるだけでなく、必要なものを探すのに時間もかかってしまいます。あらかじめ収納する場所を決めていたり、収納ケースで仕切ったりしていると、片づけもスムーズに進み、時短のコツにつながるのではないでしょうか。

また、食器や調理器具などは、見せる収納にすることで取り出しも楽になり、見た目にも華やかになるでしょう。

小さな子どもがいる家庭は、おもちゃの収納ケースに絵柄や写真などを張り付けて、わかりやすくしておくのもいいかもしれませんね。

仕事も子育ても無理せず、両立させよう

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iStock.com/monzenmachi

仕事と家事を両立させることは、そう簡単なことではないでしょう。しかし、両立できないと悲観的になるより、疲れたときこそ時短テクニックを駆使して、ストレスを溜め過ぎないようにすることが大切です。少しのコツで無理なく仕事と家事を両立させることができるかもしれませんので、自分に合った方法を探して、子育ても楽しんでくださいね。

2018.04.19

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