妊娠後期の仕事がつらいと感じるとき。座り、立ち仕事それぞれの妊婦の悩み解決法

妊娠後期の仕事がつらいと感じるとき。座り、立ち仕事それぞれの妊婦の悩み解決法

お腹が大きくなってきた妊娠後期に仕事をしていると、椅子の座り方に苦労する妊婦も多いのではないでしょうか。妊婦の身体は日々変化することもあり「つらいな」と感じることもあるかもしれません。この記事では妊娠後期まで働いていたママたちに、どんなことをつらいと感じたか、どうやって乗り越えたかを聞きました。

妊娠後期の妊婦と仕事

妊娠後期まで仕事を続けていた妊婦がつらいと感じたことや、その対処法などについてご紹介します。


妊娠後期の身体

まずは、妊婦さんが感じていた体の変化についてきいてみました。

「足がむくみやすかったです。夕方になると足がパンパンになり、つらいなと思いました」

「お腹が大きくなるにつれ、腰痛に悩まされるようになりました」

「妊娠してからはウォーキングなどの軽い運動を心がけていましたが、妊娠後期になると身体を動かしづらくなり、散歩に行くのもつらいほどでした」

妊娠後期には、身体のむくみや腰痛、身体が動かしづらくなるといったつらさを感じたママが多いようです。筆者の場合、吐き気やむね焼けといった後期づわりに悩まされ、つらいと感じることが多かったです。


仕事はいつまで続けるのか

妊婦の仕事
sebra/Shutterstock.com

次に、妊娠何か月まで仕事を続けていたのかについて話をききました。

「つわりもなく、好きな仕事だったので、妊娠8カ月まで働きました」

「妊娠8カ月まで働きました。自分の身体と相談しながら、できる限り長く働きたいと思っていました」

「産休育休取得後に職場復帰することが決まっていたので、産休が取得できるようになるまでは働き続けました」

「仕事復帰する予定だったので、産休が取れる妊娠9カ月頃までは仕事を続けました」

妊娠後期の8カ月~9カ月頃まで仕事を続けたというママが多いようです。出産後も職場復帰することを考え妊娠後期まで仕事をしている妊婦さんが多いのかもしれません。

座り仕事の妊婦

妊娠後期まで座り仕事をしていた方たちに、当時のことを振り返ってもらいました。


妊娠後期の座り仕事のつらさ

「妊娠後期に入り急にお腹が大きくなり重くなったので、どうやって椅子に座ろうかと悩みました。長時間椅子に座り続ける仕事だったので、腰痛や肩こりもあって大変でした。姿勢も悪くなりがちでした」(妊娠当時は20代のママ:事務職)

「足のむくみと、腰痛が大変でした。基本的に椅子に座っての作業でしたが、お腹が重く椅子にずっと座っているのもつらいほどでした」(妊娠当時は30代のママ:ライター)

座り仕事では、腰痛やむくみ、椅子の座り方などに悩んだママが多いようです。お腹が大きくなることで、座り仕事をつらいと感じる妊婦もいるのかもしれません。


乗り切り方

「妊娠経験のある同僚のアドバイスで、椅子にクッションを置くようにしたら、座りやすくなりました。座り続ける時間を少しでも減らしたかったので、休憩時間にはストレッチをしたりと身体を動かしたら、だいぶ楽になったような感じがしました。姿勢が悪くならないように、背筋を伸ばして座ることを心がけていました」

「帰宅後は足をマッサージをするようにしたら、むくみが和らいだように感じました。腰の負担を少しでも軽くしようと思い、仕事中は骨盤ベルトを着用しました。椅子に座るときは、ずっと同じ姿勢にならないように座り方をこまめに変えるようにしました」

なるべく同じ姿勢を続けないように体を動かす、腰痛が楽になるようにグッズを使うといった工夫をしていたようです。座り仕事をしている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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立ち仕事の妊婦

立ち仕事をしていた妊婦さんたちはどのようなことに対して、つらいと感じていたのでしょうか。

妊婦の仕事
NadyaEugene/Shutterstock.com

妊娠後期の立ち仕事のつらさ

「立ちっぱなしの授業、朝や放課後の見回り、教室移動の際の階段の昇り降りなど、妊娠前と変わらない業務だったので、夕方になるとかなり疲れました。座りたいと感じることの多い仕事でしたが、なかなか座る時間がなくてつらかったです」(妊娠当時20代のママ:教員)

「カウンター越しにお客様の対応をするときに、大きくなったお腹がつかえてしまいました。またお客様がいらっしゃって立ち上がって対応するときに、立ちくらみを起こすこともありました」(妊娠当時20代のママ:ホテルのフロント)

「お腹が重くなったからか、足のむくみがつらかったです。重いものを持って動くときなど、自分が思っている以上に動けない場面がありました」(妊娠当時20代のママ:飲食業)

立ち仕事の場合、座り仕事よりもお腹が重いことでつらいと感じやすいのかもしれません。身体を動かすことの多い立ち仕事は、妊娠後期になると、思うように身体を動かせないと感じる機会が増えるのではないでしょうか。


乗り切り方

「残業はできるだけしないようにし、早めに帰宅するように心がけました。仕事でなかなか座ることができなかったので、家ではゆっくり身体を休めるようにしました」

「カウンター業務が多かったので、お腹が当たってしまわないように気をつけました。立ち上がるときは手を添えて立ち上がるようにしていました」

「足のむくみはお風呂でマッサージしたり、温シップで身体を温めたりして乗り切りました」

座り仕事に比べて疲れを感じやすい分、休めるときにはゆっくり身体を休めることが大切のようです。疲れを和らげるために、温シップなど自分に合ったグッズを活用してみてもよいかもしれません。

妊娠後期は無理せず仕事をしよう

妊娠後期
NAR studio/Shutterstock.com

妊娠後期はお腹が大きくなるにつれて、つらいと感じる妊婦が多いようです。妊娠後期まで座り仕事や立ち仕事を続けるときは、ご紹介した乗り切り方を参考に工夫してみるとよいかもしれません。お腹の赤ちゃんと妊婦自身の身体を第一に考え、無理のない範囲で仕事を続けられたらよいですね。

2018.02.26

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