貯蓄できる家計の節約術とは?固定費や食費の上手なやりくり方法

貯蓄できる家計の節約術とは?固定費や食費の上手なやりくり方法

家計の節約を考えているママは、効果的な節約方法にはどのようなものがあるか気になりますよね。保険料などの固定費や、出費がかさみがちな食費など、上手にやりくりする方法はあるのでしょうか?実際にママたちに話を聞き、貯蓄につながりやすい効果的な節約術について調査してみました。

家計の見直しをするために

「先月の家計費の合計は?」と質問され、おおよその数字さえわからない場合、まずは家計の見直しから始めることをおすすめします。毎月の支出状況を把握することにより、節約できそうな項目が浮き出てきたり、なんとなくの使い過ぎを防ぎやすくなるでしょう。

では、家計の見直しをするためにはどのような方法があるのでしょうか?


家計簿をつけてみる

買い物のレシートはすぐに捨てずに、家計簿に記録するクセをつけるとよいでしょう。家計簿をつけることにより、毎月どの項目でどれくらいの支出があるのか把握できるようになります。

市販の家計簿などに記録していく方法から、最近では簡単に家計簿をつけられる専用のスマートフォンアプリもあります。

筆者も1週間分のレシートを家計アプリに記録していますが、5分程度の作業で負担感もなく続けやすいので、時間のないママには効率よく使えるかもしれません。


毎月の予算を立てる

「そんなにこまめに家計簿をつける自信がない」という場合は、項目を絞って1カ月の予算を立ててみてはいかがでしょうか。

例えば「今月の食費は3万で抑えたい」といつもより低めの予算を決め、食費に使用したレシートを取っておく封筒などを用意しましょう。月末最終日に封筒内のレシートの合計を算出し、予算オーバーしていたら見直しが必要、予算内であれば他の項目で見直しが必要なものがないか翌月試してみる、という方法です。

続けていくうちに家計の見直しポイントが浮き彫りになり、家計簿をつけるより簡単です。

どんな節約方法があるのか

さまざまな節約術ややりくりなどありますが、日々実践しているママたちはどのようにやっているのでしょうか。話しを聞き、項目ごとにどのような方法があるのかを調査してみました。

固定費の節約方法

通信費

「独身時代は携帯代で月々1万前後かかっていましたが、今は格安SIMに切り替えて携帯代は2000円程に収められるようになりました。年間で10万円近い節約になると思うと、かなり大きいです」


光熱費

「電気代の節約のため、契約する電気会社を変えました。今までと比較すると、多いときで月に2500円くらいの節約になっています」

「私と子どもが入った後すぐに夫もお風呂に入るので、お風呂の自動温度調節機能を使うのをやめました。ガス代が3000円くらい浮くようになりました」


保険料

「夫が会社の団体割引が適用される医療保険に入っていたことが発覚。夫婦で加入すれば個人で支払う保険料より節約できるので、独身時代から継続していた個人の保険を解約し、夫の保険に入らせてもらいました」


学費、習い事

「1人目のときは張り切っていろいろな習い事をさせていましたが、本人が興味を示していなかったものはあまり身にならないことがわかり、2人目には興味を持った教室のみ通わせるように。1人目と比べて、習い事費用にかかるお金は半分以下になりました」

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変動費の節約方法

食費

買い物をする親子
©  Monet – Fotolia

「食材を週1でまとめ買いするように。外食も減り、食材を無駄にしなくなったので節約につながっていると思います」

「調味料など使用メーカーが決まっているものは底値を把握しておき、良い品を安く買えるお店やネットなどを利用しています。月に10000~30000円程の節約になっています」

「週末におかずの作り置きをして、お昼は毎日お弁当を作るよう意識しています。ランチ代が浮くので、月に20000円ほどの節約に」


日用品

「日用品はポイントカードを利用してお得に買い物するようにしています。毎週補充が必要な日用品をチェックしておいて、ポイントが倍になる日にまとめ買いするように。すぐにポイントが溜まるので、今まで40000円以上はポイントだけで購入できています」


交際費

「友だち家族とのホームパーティーを月に2~3回我が家で開催していましたが、月1度へと回数を減らし、食べ物も持ち寄りにしました。月に20000円は浮くように」


レジャー費

「市民プールや公園などで済ませるようにし、お金がかかるような場所へは行かないようにしています」


美容費や被服費

「洋服はセールで購入し、2~3日かけて安くて良いものを探すようにしています。子どもが男の子なのですが、お出かけのときだけ良いものを着せて、普段着はすぐに汚して破いてしまったりするのでおさがりで十分かなと。独身の頃は被服費で無駄遣いしていたので、月に数万円単位で節約できています」

「昔は百貨店で1本8000円する化粧水を使っていましたが、今はさまざまな化粧水を試した結果、1本1500円の化粧水に落ち着きました。自分に合ったものを見つけようとする努力が大切かと」

多くのママがさまざまな工夫を凝らし、日々の生活費を節約していることがわかりました。そして今回回答してくれたママのほとんどが、出産を機に……、子どもの入園を機に……など、子どもがきっかけで節約を意識するようになったようです。大切な我が子を想っての節約だからこそ、無理せず頑張ることができるのかもしれませんね。

節約で浮いたお金は?

目的を定めて貯蓄する

節約で浮いたお金を貯蓄する場合は、ただ漠然と貯蓄をするのではなく、目的を定めて貯蓄することをおすすめします。目的のない貯蓄は「少しくらい使ってもいいかな?」と、貯蓄を崩すことにあまり抵抗を感じなくなってしまいがち。

老後のためとか、子どもの入学費用など、目的を明確にすることで貯蓄を増やし、浪費の防止につながりやすくなりますよ。


自分や家族へのご褒美

欲しかった洋服を買う、家族全員で外食など、その都度節約を頑張ったご褒美に使用するのもよいでしょう。
来月も節約を頑張ろうという気持ちを維持しやすくなり、生活のなかでの楽しみも増えますね。

根気よく続けることが大事

電卓で計算する女性
Africa Studio/Shutterstock.com

節約はすぐに効果が出ないからといって諦めるのではなく、長い目で根気よく続けることが大切。今回アンケートに協力してくれたママたちも、年単位で続けてきたからこそ節約効果を実感できているようです。ときには家族にも協力してもらいながら、家計を上手にやりくりできるとよいですね。

2017.12.08

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